土鍋でご飯を炊く、と聞くと難しそうに感じませんか。
火加減を見ていないといけないとか、目を離すと焦げるとか、そういうイメージがありました。わたしもそう思っていました。
でも、無印良品の「土釜おこげ」を3年ほど使ってきて、失敗したことが一度もありません。
理由は単純で、途中で火加減をいじらなくていいからです。決めた火で、決めた時間かけるだけ。そのあと蒸らす。それだけです。
とくに炊き込みご飯が別物になりました。わたしは竹の子ご飯と豆ごはんをよく作りますが、土鍋で炊くようになってから、味がはっきり変わりました。
もちろん、いいことばかりではありません。正直に言うと、不満が1つあります。 同じように悩んでいる方の参考になればと思い、まとめておきます。
(うちは家族5人ですが、全員が炊き込みご飯を食べるわけではありません。そこが最後の章に関わってきます)
この記事でわかること
- 土釜おこげで、なぜ失敗しないのか
- 3年使って分かった、正直に気になるところ
- 炊飯器をやめるべきかどうか
まず結論から ― 3年使って失敗ゼロ、でも炊飯器はやめていません
先に結論を書きます。
| 質問 | うちの場合 |
|---|---|
| 何を使っている? | 無印良品「土釜おこげ 3合炊き」 |
| どのくらい使った? | 3年ほど |
| 失敗したことは? | 一度もありません |
| いちばんよかったのは? | 炊き込みご飯 |
| 不満は? | 3合では、少し少ない |
| 炊飯器はやめた? | やめていません。併用しています |
いちばん下の行が、この記事でいちばん正直なところです。
「炊飯器をやめて土鍋だけにしました」という話ではありません。 うちは、いまも両方使っています。
なぜ失敗しないのか ― 火加減をいじらなくていいからです
土鍋でご飯を炊くのが難しそうに見えるのは、「沸騰したら弱火に」「最後に強火で」といった火加減の調整があるからだと思います。
土釜おこげは、それがありません。
わたしは説明書に書いてあるとおりに炊いています。3合炊きだと、こうです。
| 手順 | 目安 |
|---|---|
| 浸水 | 米3合に水を入れて、20分ほど |
| 加熱 | 弱めの中火で15〜17分(途中で火加減を変えない) |
| 蒸らし | 20分ほど |
やることは「火にかける」「止める」「待つ」の3つだけです。
(わたしはこのやり方で3年やっています。付属の説明書の内容に沿ったものですが、コンロや米の量で変わることがあるので、お手元の説明書を確認してください)
慣れると、時計も見なくなります
最初は時間を計っていましたが、いまは音とにおいで分かります。
炊き上がりが近づくと、パチパチという乾いた音がしてきます。そこから少し待って火を止める。この「少し」が、おこげの量を決めます。
このあたりは、何回か作れば自然と身につきます。失敗しても食べられないものにはならないので、気楽にやって大丈夫です。
いちばんの価値は、白ごはんより「炊き込みご飯」でした
買う前は「白いごはんがおいしくなるんだろうな」と思っていました。もちろんおいしいのですが、いちばん変わったのは炊き込みご飯です。
わたしがよく作るのは、竹の子ご飯と豆ごはんです。
正直に書くと、炊飯器で作っていたときとは別物になりました。 うまく言えないのですが、具の香りの立ち方が違います。 そしておこげがつく。
炊き込みご飯のおこげは、白ごはんのおこげよりも味が付いています。ここが土鍋でしか出せないところだと思います。
土鍋を買うかどうか迷っている方には、「炊き込みご飯を作るかどうか」で考えてみてほしいです。作る家なら、価値はそこにあると思います。
正直に書く、気になるところ
いい面だけ書くのは違うので、3年使って気になったところを書きます。
① 3合では、少し少ない
これがいちばんの不満です。
3合炊きだと、少し足りないと感じる日があります。 もう少しあってもいいのに、と思うことがあります。
(土釜おこげには1.5合炊きと3合炊きがあります。うちは3合炊きですが、それでもこう感じています)
人数が多い家庭は、ここを織り込んでおいたほうがいいと思います。「土鍋に替えれば炊飯器がいらなくなる」とはなりません。
② 斜めに置くと、吹きこぼれます
調べていて気づいたのですが、ネットには「吹きこぼれない」と書いているレビューもありました。
わたしも、吹きこぼれたことがあります。 ただ、3年使って原因が分かりました。
土鍋を、コンロに斜めに置いてしまったときです。
まっすぐ置けているときは、吹きません。置き方が傾いていると、低いほうから吹き出します。
製品の問題というより、置き方の問題でした。ただ、これから買う方には知っておいてほしいところです。土鍋は重くて大きいので、五徳の上できちんと水平になっているか、火をつける前に見てください。
わたしは何度かやってしまって、そのたびコンロを拭いています。
炊飯器はやめていません ― 併用しています
「土鍋で炊くようになって、炊飯器を手放しました」という話をよく見かけます。
わたしは、やめていません。
理由は、家族の好みが割れているからです。
うちで土鍋を使うのは、週に1回くらい。炊き込みご飯を作る日です。
そして、ほかの3人は白ごはんを食べます。 だから同じ日に、土鍋と炊飯器の両方を動かしています。
| 中身 | |
|---|---|
| 土鍋 | 炊き込みご飯(週に1回くらい) |
| 炊飯器 | 白ごはん(炊き込みご飯を食べない家族のぶん) |
うちは、そういう家です。
カレーも、嫁が中辛と甘口の2種類を作ってくれます。ひとつにまとめれば楽なのに、そうしません。家族ひとりひとりの好みに、そのつど合わせてくれています。
ご飯も同じでした。炊き込みご飯と白ごはんを、同じ日に両方出す。 土鍋と炊飯器が両方いるのは、そういう理由です。
道具を減らす話ではなく、家族に合わせる話でした。手間は確実に増えますが、うちの食卓は、それで回っています。
「土鍋を買ったら炊飯器を捨てる」とよく言われますが、家族全員が同じものを食べる家でないと、そうはならないと思います。うちは、両方ないと食卓が成り立ちません。
さいごに:難しそうに見えて、いちばん失敗しない道具でした
まとめます。
- 無印の土釜おこげ 3合炊きを、3年ほど使っています
- 失敗したことは一度もありません。 途中で火加減をいじらなくていいからです
- いちばん変わったのは、白ごはんより炊き込みご飯でした
- 不満は「3合では少し少ない」。もう少しあってもいいのに、と思う日があります
- 斜めに置くと吹きこぼれます。 まっすぐ置けているときは吹きません
- 炊飯器はやめていません。 家族の3人は白ごはんを食べるので、同じ日に両方動かしています
土鍋というと身構えてしまいますが、やることは「火にかける」「止める」「待つ」の3つだけでした。3年で一度も失敗していないので、難しい道具ではないと思います。
ただし、炊飯器の置き換えにはなりません。 増やす道具です。そこを分かったうえで買うなら、炊き込みご飯を作る家には、きっと合うと思います。
同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。
※本記事は個人の体験をまとめたものです。炊き方の目安は付属の説明書に沿ったものですが、コンロの種類・火力・米の量によって変わります。実際の調理は、お手元の説明書と取扱上の注意に従ってください。商品の仕様や取り扱いは変更されることがあるため、購入前にメーカーの公式情報でご確認ください。2026年9月時点の内容です。


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