【3シーズンで10週早まりました】インフルエンザ「今年は早い」は本当か ― 過去5年を並べたら、毎年早くなっていました

暮らしとお金

住んでいる市から「インフルエンザが流行期に入りました」というお知らせが出ていました。9月です。

毎年インフルエンザの予防接種を受けているので、正直おどろきました。まだ半袖で過ごしている時期です。

ただ、少し考えて、引っかかりました。

「今年は流行が早い」って、去年も聞かなかったっけ?

毎年のように言われている気がします。そう思ったので、今年の数字だけ見るのをやめて、過去5シーズン分を並べてみました。

結果は、思っていたのと少し違いました。 「今年だけ異例」ではなかったのです。同じように悩んでいる方の参考になればと思い、まとめておきます。

(わたしは医療の専門家ではありません。公的機関が公開しているデータを調べて、自分なりに整理したものです)

この記事でわかること

  • 「今年は早い」が本当かどうか(過去5シーズンの比較)
  • ワクチンを打つ時期の目安は変わったのか
  • 自治体の助成を調べる方法

まず結論から ― 「今年も早い」は本当。そして毎年早くなっています

先に結論を書きます。

知りたかったこと調べた結果
今年の流行入りは?2026年8月(第34週・8月17〜23日)
去年も早かった?早かったです(2025年9月下旬)
つまり毎年言っているだけ?違いました。毎年、本当に早くなっています
どれくらい?直近3シーズンで、合計10週ぶん前倒し
接種時期の目安は変わった?変わっていません。10月中旬〜11月上旬が目安

「今年は早い」は毎年のように言われていますが、それは嘘ではなく、本当に毎年早くなっていた——これが今回いちばんの発見でした。


過去5シーズンを並べてみました

ここがこの記事の本題です。

インフルエンザは、全国約3,000か所の定点医療機関から報告される患者数が、1医療機関あたり1.00人を超えると「流行入り」とされます。その週を並べます。

シーズン流行入りした週時期
2021/22流行なし
2022/232022年 第51週12月19〜25日
2023/24区切りなし(前シーズンから超えたまま)
2024/252024年 第44週10月下旬
2025/262025年 第39週9月22〜28日
2026/27(今年)2026年 第34週8月17〜23日

直近3シーズンを見てください

シーズン流行入り前のシーズンとの差
2024/25第44週
2025/26第39週5週早い
2026/27第34週5週早い

2年続けて、きっちり5週ずつ早まっています。 合わせて10週、つまり2か月以上の前倒しです。

「今年は早い」と毎年言われるのは、オオカミ少年ではありませんでした。 本当に、毎年早くなっています。

今年の数字

念のため、今年の中身も書いておきます。

2026年第34週(8月17日〜23日)、全国の定点医療機関から報告された患者数は4,094人。1医療機関あたり1.11で、目安の1.00を超えました。

8月の時点で、すでに流行入りの基準を超えていたことになります。


そもそも「流行入り」とは何を指すのか

わたしは正直、ここを分かっていませんでした。

1医療機関あたりの平均が1.00人を超えたら「流行入り」。 つまり「患者が何人出たか」ではなく、「1つの医療機関あたり、平均何人来たか」で決まります。

全国的な流行が始まる合図であって、すでに大流行しているという意味ではありません。ここを取り違えると、必要以上に不安になります。


なぜ「早く打つ」が正解にならないのか

流行が2か月以上早いなら、ワクチンも前倒しでは? と思いました。

でも、調べた範囲では目安は10月中旬〜11月上旬のままでした。

理由は、ワクチンの効き方にあります。

効果が出るまで接種後、約2週間
そのあと時間とともに、だんだん下がっていく

つまり、早く打ちすぎると、冬の本番で効果が弱まっている可能性があるということです。秋から冬までをバランスよくカバーできる時期を選ぶ、という考え方でした。

「早く流行したから、冬は大丈夫」ではありません

調べた中に、こう書かれていました。

早く流行したからといって、冬の流行がなくなるとは限りません

8月に流行入りしたから冬は安心——とはならないようです。

予約はもう始まっています

打つ時期が10月中旬以降でも、予約はもっと早くから受け付けています。

時期(多くの医療機関の場合)
予約開始9月1日から
接種開始10月5日から

打つ日を遅らせることと、予約を遅らせることは別です。枠が埋まることを考えると、予約だけは早めにというのが現実的だと思いました。


わたしの場合 ― 毎年11月、家族全員、かかりつけの小児科で

ここからは、うちの実際の話です。

打つ時期毎年11月ごろ
誰が打つか家族全員
どこでかかりつけの小児科
費用わたしは職場の補助。家族は自費

大人も小児科で打っています

意外に思われるかもしれませんが、うちは大人も子どもも、同じかかりつけの小児科で打っています。

家族全員をまとめて連れて行けるので、そのほうが楽だからです。予約も一度で済みます。

(大人の接種を受け付けているかは医療機関によって違うので、かかりつけがある方は先に確認してみてください)

打ってから、一度もかかっていません

正直に書きます。予防接種を受けるようになってから、わたしはインフルエンザにかかっていません。

ただし——それがワクチンのおかげかどうかは、わたしには分かりません。 たまたま運がよかっただけかもしれませんし、ほかの要因があるかもしれません。

ワクチンは感染を完全に防ぐものではないとされています。「打ったからかからなかった」と書くのは事実の範囲を超えていると思うので、「かかっていません」という事実だけにしておきます。


自治体の助成は、住んでいる市によってまったく違います

調べていて気づいたことです。

インフルエンザの予防接種に、独自の助成を出している自治体があります。

わたしの住んでいる市では、中学3年生の接種費用を一部助成するという発表が出ていました。受験生を抱える家庭を支援する趣旨だと思います。

ただ、これは市によってまったく違います。

  • 高齢者向けの助成は多くの自治体にあります
  • 子ども・受験生向けは、ある市とない市があります
  • 金額も条件も、市ごとに決まっています

調べ方

「お住まいの市区町村名+インフルエンザ 予防接種 助成」で検索すると、たいてい市の公式ページが出てきます。広報紙やホームページの新着情報にも載ります。

知らずに自費で払っている人は、けっこういると思います。 打つ前に、一度調べる価値はあります。


正直に書く、この記事で言えない4つのこと

いい面だけ書くのは違うので、言えないことも書いておきます。

① 5シーズン並べましたが、比べられるのは3シーズンです

ここは大事なので書いておきます。

  • 2021/22は、流行そのものがありませんでした(検出されたのは2件のみ)
  • 2023/24は、前のシーズンから1.00を超えたまま新シーズンに入ったため、「流行入りの週」という区切りがありません

つまりきれいに並べて比べられるのは、2024/25・2025/26・2026/27の3シーズンです。「5年分のデータ」と言いつつ、実質は3年分であることは、正直に書いておきます。

② 「5週ずつ」が今後も続くとは限りません

2年続けて5週ずつでしたが、たまたまかもしれません。 来年も5週早まる、という話ではありません。

③ 打つべきかどうかは書けません

わたしは毎年打っていますが、それは「わたしがそうしている」というだけです。打つ・打たないは体質や持病、かかりつけ医の判断で変わります。ここに踏み込むつもりはありません。

④ 回数や間隔は、年齢で変わります

13歳未満は2回接種が基本とされていますが、回数も間隔も年齢や状況で変わります。うちは全員1回で済む年齢ですが、小さいお子さんがいる家庭はかかりつけ医に確認してください。


さいごに:疑ってみたら、もっと大事なことが見えました

まとめます。

  • 「今年は早い」は毎年言われていますが、嘘ではありませんでした
  • 直近3シーズンの流行入りは第44週 → 第39週 → 第34週2年続けて5週ずつ、合計10週の前倒し
  • ただしきれいに比べられるのは3シーズン分。2021/22は流行なし、2023/24は区切りなし
  • 接種時期の目安は10月中旬〜11月上旬のまま。 早く打ちすぎると冬に効果が弱まる可能性があるため
  • 予約は9月1日から、接種は10月5日からという医療機関が多い
  • 自治体の助成は市によって違う。 打つ前に調べる価値があります

最初は「今年は早いらしい」で終わるつもりでした。でも「去年も言ってなかったっけ?」と引っかかって調べたら、もっと大事なことが出てきました。

毎年言われているから嘘、ではありませんでした。 毎年言われていて、毎年本当だった。それが5年分を並べて、はじめて分かりました。

わたし自身は、今年もいつもどおり11月に打つつもりです。ただ、予約だけは早めに取ろうと思っています。家族全員分の枠を、まとめて押さえる必要があるので。

同じように「今年は早いけど、どうしたらいいんだろう」と思っていた方の参考になればうれしいです。


※本記事は2026年9月時点で、公的機関や医療機関が公開している情報を個人が調べてまとめたものです。流行状況・接種開始時期・費用・助成の内容は、時期や地域、医療機関によって異なります。接種の可否・時期・回数については、必ずかかりつけの医療機関にご相談ください。本記事は特定の判断を推奨するものではなく、個別の医療相談に代わるものではありません。最新の情報は、厚生労働省・お住まいの自治体・各医療機関の公式発表でご確認ください。

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