【3着で約15万円】ノースフェイスで一番着ているのは45,100円のマウンテンライトでした ― 64,900円のバルトロは年5回です

ノースフェイス3着のうち一番着ているのはマウンテンライトジャケットだった 買ってよかったもの

※本記事にはプロモーションを含みます

「ノースフェイスのアウター、結局どれを買えばいいんやろう?」

店に行くと、バルトロ、マウンテンダウン、ヌプシ、マウンテンライト……名前が似ていて、値段も3万円台から10万円超えまで幅があります。店員さんに聞けば「用途によります」と言われる。その用途が分からないから聞いているのに、と思ったことがありました。

わたしは3年で3着買いました。合計で約15万円です。 そして正直に書くと、いちばん高かった1着が、いちばん着ていません。

去年の冬に何回着たかを数えてみたら、思っていたよりはっきりした差が出ました。(住まいは大阪で、通勤は車です。この条件がかなり効いていました)

高い買い物なので、失敗した話も含めて残しておきます。同じように悩んでいる方の参考になればと思い、まとめておきます。

この記事でわかること

  • 3着それぞれの値段と、去年1シーズンに何回着たか
  • いちばん高いバルトロの出番が少なかった理由(気温のデータつき)
  • 車移動が多い人が、アウターを選ぶときに見るべきところ

まず結論から ― いちばん着ているのは、真ん中の値段の1着でした

先に表を出します。買った順に並べています。

買った順モデル買った年価格(税込)去年の着用
①バルトロライトジャケット2023年64,900円5回
②マウンテンライトジャケット2023年45,100円いちばん多い
③ヌプシジャケット2025年39,050円そこそこ

買った順に値段が下がって、出番は増えています。 きれいに逆になりました。

3着で149,050円。そのうちいちばん高い64,900円のバルトロが、去年の冬は5回でした。冬を12月から2月の90日として、20日に1回くらいの計算です。


バルトロが年5回になった理由 ― 大阪の冬は、思っていたより寒くありませんでした

「暑くて着られない」。これが正直なところです。気のせいかと思って、気象庁の平年値を調べました。

大阪日平均気温日最高の平均日最低の平均
12月8.7℃12.3℃5.3℃
1月6.2℃9.7℃3.0℃
2月6.6℃10.5℃3.2℃

いちばん寒い1月でも、昼間の平均は9.7℃。 氷点下になる日はほとんどありません。

バルトロライトは、販売店の説明では寒冷地の日常向けとされているダウンです。つまり性能が足りないのではなく、余っていたわけです。

もうひとつの理由は、車移動でした

気温よりも、こちらのほうが大きかったかもしれません。

わたしは通勤も買い物もほぼ車です。電車に乗るのは、飲み会のときくらい。 そうすると、外にいる時間は駐車場から玄関までの数十秒しかありません。乗ってしまえば車内は暖房が効いています。

電車・徒歩が多い人車が多い人
外にいる時間長い(駅まで・ホーム・乗り換え)短い
効いてくるもの保温の性能脱ぎ着のしやすさ・温度の調整

厚いダウンは、外にいる時間が短いほど持て余します。 買う前のわたしは、ここをまったく考えていませんでした。


マウンテンライトが勝った理由 ― それ自体は暖かくないからです

逆説的ですが、これが答えでした。公式の仕様を見ると、はっきりしています。

  • 中綿が入っていない(ePE GORE-TEX 2層の防水シェル)
  • ZIP IN ZIPシステム対応 ― 内側の専用ファスナーでインナーを連結できる
  • 重さ 約725g(Lサイズ)

単体では暖かくありません。 そのかわり、中身を替えれば何通りにもなります。

わたしはフリースとインナーダウンを入れ替えています

やっていることは単純です。

  • そこそこ寒い日 … フリースを入れる
  • いちばん寒い日 … インナーダウンを入れる
  • 秋や春 … 何も入れない

大阪の冬は、1月の平均が6.2℃、12月と2月が8℃台。幅は狭いのに、日によってはっきり違います。 1着で1つの気温にしか対応できないバルトロより、幅に合わせられるほうが出番が増えるのは、いま思えば当たり前でした。

それに車の乗り降りでも、脱ぎ着が楽です。 中身を抜けばただのシェルなので、後部座席に放り込んでもかさばりません。


正直に書く、気になるところ4つ

いい話だけ書いても参考にならないので、引っかかっているところも書きます。

① バルトロは「失敗」ではないと思っています

製品が悪いのではなく、わたしの住む場所と生活に合わなかっただけです。雪国に住んでいたら、あるいは外で長時間過ごす仕事だったら、まったく違う評価になったはずです。

実際、年に5回とはいえ、その5回はバルトロでないと困る日でした。

② それでも、1回あたりの金額は気になります

64,900円を去年の5回で割ると、1回あたり12,980円。数字にすると、なかなかのものです。

ただ、買ったのは2023年なので3シーズン使っています。 毎年5回として15回で割れば、1回あたり約4,300円。ダウンは何年も使えますし、ノースフェイスは中古でも値落ちが小さいほうなので、手放すことまで考えれば実質の負担はもっと下がります。

「損した」とまでは思っていません。 ただ、同じ6万円台を出すなら、もっと着るものが買えたな、とは思います。

③ マウンテンライトは、1着では冬を越せません

中綿がないので当然ですが、フリースかインナーダウンが別に要ります。 それを持っていない人が「45,100円で冬のアウターが片づく」と思って買うと、寒くて後悔する可能性があります。

中に入れるものの値段も足して考えたほうが正確です。

④ 725gは、軽くはありません

Lサイズで約725g。シェルとしては重いほうです。70デニールの生地を使っているぶん丈夫ですが、軽さを求める人には向かないと思います。


決め手になったのは、息子と取り合いになったことでした

ここまでは、わたし一人の感想です。もう一つ、客観的な出来事がありました。

去年の冬、マウンテンライトを息子と取り合いになりました。 サイズが同じLなので、着られてしまうんです。バルトロもヌプシも家にあるのに、2人とも同じ1着に手が伸びる。

ちなみに、これを書いている今日も取られました。 去年だけの話ではありません。

「わたしがいちばん着ている」は主観ですが、「息子も奪いに来る」は別の人の判断です。 ここでようやく、自分の感覚が思い込みではないと納得できました。

面白いのは、2人で移動手段が正反対なことです

ここに気づいたとき、なるほどと思いました。

移動手段厚いダウンが要らない理由
わたしほとんど車外にいる時間が短い。乗れば暖房が効いている
息子自転車で大学へこいでいると体が温まる。厚着だと暑くなる

理由はまったく違うのに、選んだものは同じでした。

息子に理由を聞いたら、3つ返ってきました。

  • 暑さがちょうどいい
  • 雨に強い
  • 見た目がかっこいい

1つ目は、自転車なら当然だと思います。風はまともに受けるけれど、こいでいれば体は温まる。 つまり風を防ぐ機能は要るが、中綿まではいらない。マウンテンライトは、そのままこの条件に当てはまります。

2つ目も理屈が合っています。GORE-TEXの防水シェルなので、雨に強いのは当たり前といえば当たり前です。ただ、毎日自転車で通う人にとって、雨の日に着替えなくていいのはかなり大きいはずです。ここはわたしより息子のほうが実感しているところだと思います。

そして3つ目。笑ってしまいましたが、たぶんこれがいちばん本音です。 公式の説明にも「THE NORTH FACEの定番である肩部分の切り替えを取り入れたアイコニックなデザイン」とあります。毎日着るものを、機能だけで選ぶ人はいません。 わたしも人のことは言えません。

「一番暖かいもの」を求めていない人が、家に2人いたということです。生活が違えば必要なものも違うはずなのに、同じ1着に行き着いた。これが、わたしが2着目を買おうと思ったいちばんの理由です。

そして、ここまで書いていて気づいたのですが——嫁も「黒がほしい」と言い出しました。

家に3人、同じ1着を欲しがる人間がいることになります。バルトロもヌプシもあるのに、です。ここまでくると、わたしの感想ではなく、家族の総意だと思います。 ついでに書いておくと、娘2人もノースフェイス派です。わが家はもう、完全に染まっています。

そういうわけで、いま2着目の購入を検討しています。

2着目は、色を変えるつもりです

いま持っているのは黒です。同じ黒をもう1着買うと、どちらがどちらか分からなくなります。

それに息子は黒しか着ません。 だったら話は早くて、

  • 黒 … 息子に渡す
  • 別の色 … わたしが着る

これで取り合いが終わります。候補はアスファルトグレー×ブラック。肩の切り替えが黒なので、ノースフェイスらしい見た目は変わりません。

ひとつだけ、2着目を買うときに気をつけようと思っていることがあります。わたしのマウンテンライトは3年前に買ったものです。 公式の説明を見ると「2024年秋冬シーズンよりバランスよいサイズ感にアップデートしました」とあるので、いま売っているものは、わたしの1着とは寸法が違う可能性があります。

同じLでいけるだろうと思っていましたが、これは試着してから決めます。 古いモデルを持っている方は、ここだけ注意したほうがよさそうです。

わたしが候補にしているのはアスファルトグレー×ブラックのLです。色とサイズの組み合わせは在庫が動くので、いまLが残っているかどうかは、ここで確かめられます。

息子が着ている定番の黒はこちらです。嫁も黒を欲しがっているので、わが家ではこの色がいちばん取り合いになりそうです。サイズごとの在庫は、ここで確かめられます。

※買うときは品番を確かめてください。 現行はメンズが NP62550、レディースが NPW62550(頭のWがウィメンズの印)。価格はどちらも45,100円で、仕様も同じです。

通販には1世代前の NP62236やNPW62450が混ざっていることがあります。2024年秋冬にサイズ感がアップデートされているので、旧品番は寸法が違います。 わたしも探していて、商品名が「Mountain Light Jacket ブラック L」なのに中身はレディースの旧モデルだった、というものに出くわしました。

なお、ザ・ノース・フェイスは2026年8月4日に価格改定をしています(対象は約50品目)。公式の一覧を見ると、モデルによっては10%を超える改定もありました。買うなら早いほうがいい、というのが正直なところです。


さいごに:いちばん高いものより、中身を替えられるものが、いちばん着る回数が多かった

  • 3年で3着、合計149,050円
  • いちばん高いバルトロ(64,900円)は去年5回。1回あたり約13,000円
  • いちばん着ているのはマウンテンライト(45,100円)。中綿がなく、中身を替えられるから
  • 理由は大阪の冬(1月の平均最高9.7℃)と、車移動で外にいる時間が短いこと
  • 車のわたしと、自転車通学の息子が、理由は違うのに同じ1着を選んだ
  • 取り合いになったので、2着目を検討中

棚の前で迷っていたころのわたしは、「どれがいちばん暖かいか」を探していました。でも3年たって分かったのは、暖かさの順番と、着る回数の順番は一致しないということでした。

先に自分の冬を数えてから、道具を選ぶ。 住んでいる場所は何度まで下がるのか。外にいる時間は1日どれくらいか。そこが決まれば、選ぶものはかなり絞れます。 遠回りに見えて、これがいちばん早い気がしています。

3着の洗い方(家で洗えるもの・プロに出すもの)は、別の記事にまとめました。

【乾燥機で20分】ノースフェイス マウンテンライトジャケットは家で洗えます ― 3着のうちプロに出すのは2着、差は約5,000円でした
マウンテンライトジャケットは家の洗濯機で洗えます。公式は「頻繁に洗って」と書いていました。撥水を戻すのは乾燥機で20分。3着まとめてクリーニングに出すと約12,000円でした。※プロモーションを含みます

同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。


※価格はすべて税込で、2026年9月時点に確認したものです。バルトロライトジャケット(ND92340)は2023年秋冬モデルの発売時価格、ヌプシジャケット(ND92335)は2024年秋冬モデルの販売終了時価格、マウンテンライトジャケット(NP62550)はザ・ノース・フェイス公式ストアの表示価格です。わたしが持っているマウンテンライトは3年前に買ったものなので、記載の45,100円は現行モデルの価格であり、購入時の価格とは異なります。購入店やセールによって実際の支払額は異なります。仕様はメーカーの公表内容を参照していますが、変更されることがあるため、購入前に公式サイトでご確認ください。大阪の気温は気象庁の平年値(1991〜2020年)です。着用回数はわたしが数えた記憶によるもので、厳密な記録ではありません。感じ方は体質・住む地域・生活によって変わりますので、ひとつの例として読んでいただければと思います。

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