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「ウーパールーパーって、家で飼えるんやろうか?」
フサフサのエラと、笑っているように見える顔。ウーパールーパーは、前から気になっている生き物です。
2026年10月に行きつけのペットショップへ行ったときも、水槽にウーパールーパーが6匹いて、つい見入ってしまいました。よく見ると、手足の指がない子もいました。
ただ、わたしはウーパールーパーを飼ったことがありません。かわいいだけで飼い始めて、あとで困るのは避けたいと思いました。そこで、飼う前に知っておきたいこと(どんな生き物か、寿命、飼い方、費用)を調べてみました。同じように気になっている方の参考になればと思い、まとめておきます。
(飼育の体験記ではありません。飼う前に、メーカー・動物病院・海外の公的機関などの情報を調べてまとめた記事です)
この記事でわかること
- ウーパールーパーはどんな生き物か(野生では絶滅の危機にあること)
- 寿命・水温・水槽の大きさなど、飼う前に知っておきたい数字
- 飼い始めるときの費用の目安と、月々の費用が分からなかった理由
- まず結論から ― かわいいけれど「夏の暑さ」と「長いお世話」に向き合う生き物
- ウーパールーパーはどんな生き物? ― 正式な名前はメキシコサラマンダー、野生では絶滅の危機
- 寿命は何年? ― 資料によって「6〜10年」から「20〜30年」まで差がありました
- 飼うのに必要なものは8つ ― 45cm以上の水槽と、夏の冷却ファン
- 水温は何度がいい? ― 資料によって差があり、27℃を超えたら要注意
- 費用はいくら? ― 生き物は2,000〜3,000円台の販売例、初期費用は約8,000〜20,000円
- 飼うときの注意点3つ ― ほかの魚と一緒にしない・砂利を敷かない・水をきれいに
- 正直に書く、気になるところ
- さいごに:飼うなら「夏の水温」と「何年も続くお世話」を先に考えておきたい
まず結論から ― かわいいけれど「夏の暑さ」と「長いお世話」に向き合う生き物

| 項目 | 調べて分かったこと |
|---|---|
| 正式な名前 | メキシコサラマンダー(両生類) |
| 野生での状況 | 絶滅の危機(IUCNの評価で「深刻な危機」) |
| 大きさ | 約15〜25cm(25cmを超える個体も) |
| 寿命 | 資料によって「6〜10年」から「20〜30年」まで差がある |
| 水温 | 暑さに弱い。メーカーの解説では27℃を超えると要注意、30℃を超えると危険 |
| 水槽 | 45cm以上が目安 |
| 初期費用 | 生き物の代金を含めて約8,000〜20,000円(飼育解説サイトの目安) |
| 月々の費用 | 信頼できる目安は見つからず(エサ代・電気代などは家によって変わる) |
調べてみて、いちばん大事そうだと思ったのは夏の水温でした。日本の夏は、部屋の温度が上がりやすいので、飼う前に冷やし方を考えておく必要がありそうです。
ウーパールーパーはどんな生き物? ― 正式な名前はメキシコサラマンダー、野生では絶滅の危機
ウーパールーパーは、カエルやイモリと同じ両生類です。正式な名前は「メキシコサラマンダー」で、英語では「アホロートル(axolotl)」とも呼ばれます。
- もともとすんでいるのは、メキシコシティの近くにあるソチミルコ湖のあたり
- 大人になっても、子どものときの姿(エラのある姿)のまま水の中で暮らす。これを「ネオテニー」と言うそうです
- エラは顔の横に左右3本ずつ。エラ呼吸と肺呼吸の両方ができる
- 手足やエラがなくなっても、また生えてくることがある(再生する力が強い)。ただし、年齢や個体によっては再生しないこともあるそうです
いっぽうで、野生のウーパールーパーは絶滅の危機にあります。 IUCN(国際自然保護連合)の評価では「深刻な危機(Critically Endangered)」とされていて、すむ場所が減ったことや水の汚れが主な原因とされています。
では、ペットショップにいるのはどこから来たのか。飼育用のエサを作っているメーカー(キョーリン)の解説では、輸出が禁止されているため、売られているのは国内で繁殖したものと書かれていました。動物病院の解説でも、研究用の動物として100年以上前から飼われ、繁殖されてきたとありました。
体の色は、白い体に黒い目の「リューシスティック」、黄色い「ゴールデン」、白い体に赤い目の「アルビノ」、黒い「ブラック」、まだら模様の「マーブル」などがあります。

寿命は何年? ― 資料によって「6〜10年」から「20〜30年」まで差がありました
調べてみて、いちばん驚いたのが寿命です。資料によって、かなり差がありました。
| 資料 | 書かれていた寿命 |
|---|---|
| 動物病院(東浦アニマルクリニック)の解説 | 平均6〜10年 |
| 飼育解説サイト(アットホーム) | 約10〜20年 |
| エサのメーカー(キョーリン)の解説 | 20〜30年 |
どれが正しいとは決められませんでした。ただ、いちばん短い資料でも6〜10年です。少なくとも何年も、長ければ子どもが大人になるくらいの期間、お世話が続く生き物だと思っておいたほうがよさそうです。

飼うのに必要なものは8つ ― 45cm以上の水槽と、夏の冷却ファン
キョーリンとペットショップ(ペットワールド アミーゴ)の解説をもとに、必要なものをまとめました。
| 必要なもの | 何のために使うか |
|---|---|
| ① 水槽 | 20cmくらいまで大きくなるので、45cm以上が目安 |
| ② ろ過フィルター | フンや食べ残しで汚れた水をきれいにする。水の流れが強くならないものを |
| ③ 水温計 | 毎日の水温チェックに |
| ④ エアーポンプ(エアーストーン) | 水の中に空気を送る |
| ⑤ 隠れ家 | 落ち着ける場所。体を傷つけないよう、角のないものを |
| ⑥ 冷却ファン | 夏の水温を下げる |
| ⑦ カルキ抜き | 水道水を使えるようにする |
| ⑧ エサ | ウーパールーパー用の人工のエサなど |
参考までに、表の中から、メーカーのもので口コミの多いものを載せておきます。わたしはまだ飼っていないので、どれも使ったことはありません。サイズや使える水槽の大きさを、商品ページで確かめてから選んでください。
エサ
水温計
冷却ファン
水槽
エサの回数は、キョーリンの解説では「小さいうちは1日1回、大きくなったら2〜3日に1回」が目安でした。冬は食欲が落ちるので、週に1回で足りるそうです。食べ残しは水を汚すので、取り除きます。
水換えは、同じくキョーリンの解説では「2週間に1回、全体の3分の1くらい」が目安とされていました。いっぽう動物病院の解説では、カルキ抜きなどの薬を使わずに「1日くみ置きした水道水」を使うのが望ましい、とされていました。ここも資料によって考え方が少しちがいます。
水温は何度がいい? ― 資料によって差があり、27℃を超えたら要注意
ウーパールーパーは、寒さには強く、暑さに弱い生き物です。ただ、「ちょうどいい水温」は資料によって差がありました。
| 資料 | ちょうどいい水温 | 注意したい水温 |
|---|---|---|
| エサのメーカー(キョーリン) | 15〜25℃ | 27℃を超えると要注意、30℃を超えると危険 |
| 動物病院(東浦アニマルクリニック) | 5〜15℃ くらい | 上限は20℃。25℃以上では体調をくずす可能性が高い |
| 米国地質調査所(USGS) | 16〜20℃の冷たい水でよく育つ | ― |
3つを並べると、「20℃前後より下」なら、どの資料から見ても安心寄りと言えそうです。大阪の夏は部屋の温度が30℃を超える日もあるので、飼うとしたら、冷却ファンや水槽用のクーラー、水槽を置く場所(直射日光の当たらない、涼しい場所)を先に考えておきたいと思いました。動物病院の解説では、凍らせたペットボトルを水槽に入れる方法も紹介されていました。
費用はいくら? ― 生き物は2,000〜3,000円台の販売例、初期費用は約8,000〜20,000円
① ウーパールーパー本体の値段
全国120店舗以上あるペットショップ(コーワペッツ)の公式サイトでは、2026年10月4日に、次のような販売例がありました。
| 販売例 | 税込の値段 |
|---|---|
| ウーパールーパー | 2,178円 |
| ウーパールーパー | 2,728円 |
| ウーパールーパー | 3,300円 |
これは、その日に見つかった販売例です。全国の平均ではありません。飼育解説サイト(アットホーム)では、色によって値段がちがい、よく出回っている色は1,000〜3,000円前後、めずらしい色では1万円前後のものもあると書かれていました。
② 飼い始めるときの費用
アットホームの解説では、飼育用品をひととおりそろえて約7,000〜15,000円、生き物の代金を含めると約8,000〜20,000円が目安とされていました。夏に水槽用のクーラーを買うなら、これとは別にかかります。
③ 月々の費用
月々の費用は、信頼できる目安が見つかりませんでした。 エサ代・フィルターの交換用品・電気代がかかりますが、どのエサを使うか、夏に冷却ファンやクーラーをどのくらい動かすかで、家ごとに大きく変わります。「毎月○円」とは書かず、飼うと決めたら、使う用品で自分の家の場合を計算してみるのがよさそうです。
飼うときの注意点3つ ― ほかの魚と一緒にしない・砂利を敷かない・水をきれいに
① ほかの魚と一緒に飼わない
ウーパールーパーは目があまりよくなく、目の前で動くものを何でも口に入れてしまうことがあるそうです。動物病院の解説では、体の長さの半分くらいのものまで口にするとありました。小さい魚は食べてしまい、逆に大きい魚にはエラをかじられることがあるので、1匹で飼うのが基本とされていました。
わたしが行きつけのペットショップで見たときも、6匹のウーパールーパーの中に、手足の指がない子がいました。かじられたのか、生えてくる途中なのか、病気なのか、見ただけでは分かりませんでした。飼うと決めて選ぶときは、お店の人に理由を聞いてみて、手足がそろっていて元気な子を選ぶつもりです。
何匹か一緒に飼うなら、キョーリンの解説では「同じくらいの大きさ」「隠れ家を複数」「60cm水槽に2〜3匹まで」が目安でした。大きさがちがうと、かみついたり、共食いしたりすることがあるそうです。
② 底に砂利を敷かない
ウーパールーパーは、底の砂利を飲み込んでは吐き出すことがあります。動物病院の解説では、まれに大きなものを飲み込んで、おなかの中で詰まってしまうことがあるので、底には何も敷かないほうが安全とされていました。
③ 水をきれいに保つ
水が汚れると、細菌による病気の原因になります。動物病院の解説では、プラスチックの容器は汚れがたまりやすく、洗わずにいると指先が細菌にやられてしまうこともある、と書かれていました。指先がなくなったところが赤くただれている、白いものがついている、エラの色が薄くなる、食欲が落ちる、動きが鈍いなど、いつもとちがう様子が続くときは、両生類を診てもらえる動物病院に相談するのが安心です。
正直に書く、気になるところ
- わたしは飼ったことがありません。 この記事は、飼う前に調べた内容です。実際の飼いやすさは書けていません
- 寿命と水温は、資料によってかなり差がありました。どれが正しいかは、この記事では決めていません
- 月々の費用は、信頼できる数字が見つかりませんでした
- 初期費用は飼育解説サイトの目安で、実際の値段はお店や選ぶ用品で変わります
- 「日本でいま人気が上がっているか」も調べましたが、それが分かる全国の統計は見つかりませんでした
さいごに:飼うなら「夏の水温」と「何年も続くお世話」を先に考えておきたい
- ウーパールーパーの正式な名前はメキシコサラマンダー。野生では絶滅の危機にあり、売られているのは国内で繁殖したもの
- 寿命は資料によって6〜30年と差がある。少なくとも何年も続くお世話になる
- 暑さに弱い。メーカーの解説では27℃を超えると要注意、30℃を超えると危険
- 必要なものは、45cm以上の水槽や冷却ファンなど8つ。初期費用は約8,000〜20,000円が目安
- ほかの魚とは一緒にせず、底には砂利を敷かないほうが安全
調べてみて、ウーパールーパーは「かわいい」だけでなく、夏の暑さ対策と、長いお世話に向き合う生き物だと分かりました。わたしもまだ飼っていませんが、飼うと決めたら、まず夏の水温をどう保つかから考えるつもりです。
同じように気になっている方の参考になればうれしいです。
※寿命・水温・水槽の大きさ・費用などは、2026年10月4日に次のページで確認したものです:キョーリン「ウーパールーパーの飼育方法」、東浦アニマルクリニック「ウーパールーパーについて」、米国地質調査所(USGS)の種の解説、アットホーム「ウーパールーパーの飼い方」(2026年3月2日更新)、ペットワールド アミーゴ「ウーパールーパーを飼ってみよう」、コーワペッツ公式サイトの販売ページ。野生での状況は、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストの評価(USGSの解説で確認)によります。値段は変わることがあります。飼育の方法や体調のことは、お店や動物病院でご確認ください。


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