【平行陣のボレー、私がミスする3場面】タイミング・力み・足元の球を、USTAと国内の資料で調べました

健康とスポーツ

※本記事にはプロモーションを含みます。

「ダブルスで、平行陣に挑戦してみたいな」

前に出て、相手にプレッシャーをかけたい。でも、ボレーでミスが続くと、「やっぱり後ろにいたほうが、安全かな」と思ってしまう。同じように感じたことはありませんか。

私は、テニスを30年近く続けています。それでも、ボレーでミスをしやすい場面が、はっきりあります。①タイミングが合わないとき、②力んだとき、③足元にワンバウンドしてくるボールです。

そこで、この3つを軸にして、USTA(米国テニス協会)の記事や、国内のテニススクールなどの資料を、本文を開いて読み比べました。同じように、平行陣に挑戦したい方の参考になればと思い、まとめておきます。

(この記事は、調べた内容と、私の考えをまとめた記事です。調べたのは2026年10月19日です。資料どうしで、言っていることが違う所は、そのまま違うと書きました)

この記事でわかること

  • ボレーのミスが出やすい3つの場面(タイミング・力み・足元の球)と、資料で言われていること
  • 打点は「横」か「前」か。資料で違っていた点と、私の考え
  • 平行陣で注意したい「足元・ロブ・センター」

まず結論 ― ボレーは「振りにいかない」。ミスの3場面も、資料では近い方向でした

私がミスする場面資料で言われていたこと資料
タイミングが合わない相手が打つ瞬間にスプリットステップ。腕ではなく、足で打点に入るワールドテニススクール、USTA
力んだ振りにいかない。当たる瞬間にグリップを握って、体の勢いを抑える。力みすぎないUSTA、ワールドテニススクール、みんラボ
足元にワンバウンドする球ハーフボレー。バウンド直後に、小さなスイングで。低い姿勢で、打点は前tennis.com、テニスクラシック、リョウジさんなど

近い方向だったのは、「大きく振りすぎない」「足で打点を調整する」「力みすぎない」の3つです。ただし、具体的な動作の説明は、資料によって違います。打点の位置や、膝の曲げ方など、違っていた点は、後の節に書きます。


握りと構え ― 平行陣は、相手との距離が近いので、準備が先です

まず、土台の部分です。

  • グリップは、コンチネンタル。USTA(米国テニス協会)は、ボレーを始める段階から使うことを勧めています。ワールドテニススクール(2026年4月13日)も、フォアもバックも、コンチネンタルが基本と書いています。力を抜いて、手のひらにグリップを合わせる、とのことです
  • 体とラケットの間は、あけておく。JSS(2023年4月18日)は、足は肩幅より広く、膝を軽く曲げて、体とラケットの間はヘッド1つ分くらい、あけておくと書いています。ただし、これは、1つの記事の書き方です。腕とラケットを「約60度」にする、という説明も、この記事だけでした
  • 顔の前で、ハエたたきのように叩かない。USTA(米国テニス協会)は、ラケットを顔の前に構えて、ボールを上から叩きつける形を、避けるよう書いています

All About(伊藤一幸さん)(2023年7月30日)には、コンチネンタルは、ボレーに向いている一方で、打点が体の真横になるため、力が入りにくい、という短所も書かれていました。


タイミングが合わないとき ― スプリットステップと、足で打点に入る

タイミングが合わないのは、私がミスしやすい場面のひとつです。資料では、次のように言われていました。

  • 相手が打つ瞬間に、スプリットステップ。ワールドテニススクールは、小さくジャンプして着地する「スプリットステップ」を、忘れずに行うよう書いています
  • 打点の調整は、腕ではなく、足で。同じくワールドテニススクールは、足で移動して打点に合わせ、最後の一歩でタイミングを整える、としています。USTA(米国テニス協会)も、踏み込む大きさで、方向や深さを変える、と書いています
  • 前に詰めておくと、楽になる。I JUST STARTED(タマさん)(2020年3月23日。「雁行陣」の前衛の記事で、平行陣の直接の説明ではありませんが、前衛の位置取りの参考として紹介します)には、前に詰めていれば、ストレートのボールも、面を作って当てるだけで返せる、と書かれていました。下がると、足元などが空いて、相手に自由に打たれる、とのことです

資料を読むと、腕だけで合わせるのではなく、足で打点を調整する考え方が、参考になりそうです。ただし、私のミスの原因が、これだと確かめたわけではありません。

足の動きを見直すときの道具の参考(テニスシューズ):足で打点を調整するなら、足元の道具も気になります。Amazonの売れ筋ランキング(硬式テニス>シューズ)では、2026年10月19日の時点で、アシックスの「PRESTIGE NEO OC」が1位でした(レビュー81件・評価4.4)。商品ページの説明では、オムニコートやクレーコート向けとされています。ハードコートでプレーする方には、別のタイプが合うことがあるので、商品ページで確認してください。なお、私が履いて確かめたものではなく、売れ筋として載せています。


力んだとき ― 「握って止める」。振りにいかない

力んだときの、ミスの出方は、人によって違うと思います。資料では、次のことが言われていました。

  • 「squeeze and freeze」(握って、止める)。USTA(米国テニス協会)は、当たる瞬間にグリップを握って、体の勢いを止める、という合図を紹介しています。ボレーで困る原因は、ボールを振りにいこうとして、やりすぎることだ、とも書いています
  • 大きく振りすぎない。テイクバックは小さく。ワールドテニススクールは、ボレーの極意は「振らないこと」で、ラケットを後ろに大きく引くと、速いボールに振り遅れる、と書いています
  • 力は抜く。ワールドテニススクールは、握るときは力を抜く、みんなのテニス研究所は、ハーフボレーでは、グリップを軽く握って、体の力を抜く、と書いています

「握って止める」と「力を抜く」は、一見、逆に見えます。私は、構えている間は必要以上に力を入れず、当たる瞬間にグリップを握る、という意味だと解釈しました。ただし、これは複数の資料を読んだ私の解釈で、どの資料にも、そのまま書かれているわけではありません。USTAが書いているのは、当たる瞬間に握って、勢いを止める、というところまでです。


打点は「横」か「前」か ― 資料で違っていて、私は「真横より少し前」と考えています

資料打点の書き方
USTA(米国テニス協会)(2017年)ボールは、体の横で当てる。正面ではない
テニス365のレッスン記事(出典は、テニスジャーナル2004年5月号)ローボレーは、打点を通常より前にとる
tennis.com「Tune Up Your Half Volley」(2013年9月26日)ハーフボレーは、体の前で、足首と膝の間で当てる
ワールドテニススクール打点の位置の基準は、はっきり書かれていない

資料によって、「横」と「前」で、書き方が違いました。USTA(米国テニス協会)は、顔の前で上から叩く形を避けて、体の横側で打つよう説明しています。ローボレーの打点を前にする説明と、どう関係するかは、記事だけでは確認できませんでした。ボールの高さや、説明の目的が違うため、単純には比べられないのかもしれません。

私は、打点は、体の真横より、少し前だと考えています。これは、長くテニスをしてきた私の考えで、資料で確かめたものではありません。


足元にワンバウンドする球 ― 平行陣で狙われやすく、ハーフボレーが役に立つ場面です

平行陣の弱点として、ITCテニススクール(2024年1月23日)とあまねさんのブログ(2019年9月4日)は、どちらも、「足元」を挙げています。相手が近いので、足元に落とされやすい、ということだと思います。

足元にバウンドする球を、バウンド直後に打つのが、ハーフボレーです。足元に落ちる球では、ローボレーにするか、ハーフボレーにするかの判断も大切です。資料は、次のとおりでした。

資料でそろっていたこと

  • バウンド直後に、小さく打つ。tennis.com「Tune Up Your Half Volley」は、「半分のスイング」のショットと書いています。リョウジさんのサイト(2018年5月23日)は、スイングよりも、タッチを重視する、と書いています
  • タイミングが大事。リョウジさんのサイトは、「トトン」と声に出して、リズムをとる方法を紹介しています。みんなのテニス研究所も、一番大事なのは、タイミングと書いています
  • 面は、立てる(起こす)。テニスクラシックは「ラケット面を立てて」、リョウジさんのサイトは、ローボレーが面を上向きで用意するのに対して、ハーフボレーは、面を起こして用意する、と書いています
  • 手先でなく、腰で押し出す。テニスクラシック(2022年7月15日。元は2017年の雑誌の付録)は、手先でラケットを操作せず、低い姿勢から、腰で押し出すイメージと書いています

資料で違っていたこと

項目書き方
膝の曲げ方tennis.com「Tune Up Your Half Volley」は、「深く曲げることが必須。低いほどよい」。みんなのテニス研究所は、「曲げすぎていませんか」と、反対の注意
体の向きtennis.com「Tune Up Your Half Volley」は、体を横向きにして、前足を出す。リョウジさんのサイトは、体の向きについて書いていない

膝の曲げ方は、資料で、反対のことが書かれていました。説明の目的が違う可能性があり、今回の資料だけでは、どの程度曲げるのが適切か、判断できません。

練習の方法として、tennis.com「Tip: Master the Half Volley」(2010年10月27日)は、サービスラインのあたりに立って、ゆっくりの球を足元に出してもらい、バウンド直後に打つ練習を紹介しています。

ローボレーでネットするときは、テニス365のレッスン記事では、打点が後ろすぎることが、代表的な原因とされています。手首をこねて、面を上に向けるのは、よくない、とのことです。


平行陣では、足元・ロブ・センターへの対応も考えたい ― ペアで決めておくこと

ボレーの技術と別に、平行陣では、ペアで決めておくことがあります。ITCテニススクールとあまねさんのブログには、次のことが書かれていました。

  • センターは、どちらが取るか、決めておく。あまねさんのブログは、センターのボールは、どちらがとるか迷いやすい、と書いています。ITCテニススクールは、後衛が前に出すぎると、センターに隙間ができて、狙われやすくなる、と書いています
  • つなぎと決めを、使い分ける。ITCテニススクールは、基本は、相手の足元へ深いボレーでつなぎ、浮いたボールを決める、と書いています
  • ストレートのロブへの対応。ITCテニススクールは、初心者は、反対側のペアが取る「サイドチェンジ」で対応し、「チェンジ!」と声をかけるよう勧めています。あまねさんのブログは、どちらかが少し下がって、ロブに備える、と書いています(やり方は、少し違います)
  • センターを最優先で守る。テニスマガジンONLINE(鈴木貴男プロと岩渕聡プロのダブルス強化練習会)は、プロのダブルス強化練習会の記事です(講習会は2015年7月18日、雑誌は2015年10月号に掲載。サイトの掲載日は2020年5月21日)。岩渕聡プロが、センターを最優先で守るべきで、サイドを1本抜かれるより、センターを抜かれるほうが、失点の影響は大きい、と述べたと紹介されています。鈴木貴男プロは、サイドを抜かれても、相手のスーパーショットと割り切るよう勧めた、とのことです
  • 前に詰めるほど、担当する範囲は狭くなる。同じテニスマガジンONLINE(鈴木貴男プロと岩渕聡プロのダブルス強化練習会)には、前に詰めるほど、担当範囲が狭くなって、ボレーがしやすい、と書かれています

ロブの対応は、資料で違っていました。ITCテニススクールは、初心者は、反対側のペアが取る「サイドチェンジ」で対応するよう勧めています。一方、テニスマガジンONLINE(鈴木貴男プロと岩渕聡プロのダブルス強化練習会)は、頭上に上がったほうの選手が、自分で処理するのが基本で、パートナーに頼んでサイドチェンジするのは、避けるべきだと紹介しています。レベルや、ペアの約束によって変わる可能性があり、どちらが良いかは、私には分かりません。


正直に書く、気になるところ

  • この記事は、調べた内容と、私の考えをまとめたものです。資料の練習をして、上達した、という記録ではありません。上達を約束するものでもありません
  • 打点(真横より少し前)は、私の考えで、資料で確かめたものではありません
  • テニスシューズのカードは、Amazonの売れ筋(2026年10月19日確認)として載せたもので、私が履いて確かめたものではありません。ハードコートでは、別のタイプが合うことがあります
  • 「握って止める」と「力を抜く」の読み取りは、私の解釈です
  • 膝の曲げ方は、資料で反対のことが書かれていて、どちらが正しいか、確かめられていません
  • ハーフボレーの海外の資料は、英語の記事です。tennis.com「Tune Up Your Half Volley」は、筆者欄がなく、ページの最後に、ジョン・エバートさんの紹介が載っていました
  • I JUST STARTED(タマさん)は、平行陣ではなく、雁行陣の前衛の記事です。JSSの「約60度」は、この記事だけの書き方です
  • Tennis Australiaのページは、アクセスできず、確認できていません
  • YouTubeのテニス動画(国内のコーチなど)も、参考にしたかったのですが、題名や説明欄は見られても、字幕などの中身を確認できなかったので、この記事には使っていません
  • 鈴木貴男プロの解説動画(スターテニスアカデミー、2025年4月5日公開の「平行陣の正しいポジション」など)も、題名・日付・説明欄までしか確認できず、中身は使っていません。鈴木プロが、ボレーの握り方や打点について、どう説明しているかは、確認できていません
  • テニスマガジンONLINE(鈴木貴男プロと岩渕聡プロのダブルス強化練習会)は、2015年の講習会の内容です。比べるときは、時期が古い点に注意してください

さいごに:平行陣のボレーは、「振りすぎない・足で合わせる・力みすぎない」から。足元の球には、ハーフボレーも

  • ミスが出やすい3場面は、タイミング・力み・足元の球。資料では、「振りすぎない」「足で合わせる」「力みすぎない」が近い方向だった
  • 打点は、資料で「横」と「前」に分かれていた。私は、真横より少し前と考えている
  • 平行陣の弱点は、足元・ロブ・センター。センターと、ロブへの動き方は、ペアで決めておく

ボレーは、ミスが続くと、前に出るのが、怖くなります。それでも、資料を読み比べて、「腕でなく足で」「力みすぎない」という方向は、近いものでした。最終的には、コーチなど、直接見てくれる人に確認するのが、確かだと思います。同じように、平行陣に挑戦したい方の参考になればうれしいです。


※資料は、2026年10月19日に、本文を開いて確認しました(出典は、本文中のリンクのとおり)。数字や書き方は、更新されることがあります。本記事は、個人の体験と調べた内容をまとめたもので、特定の商品の推奨や、個別の状況に応じた助言を目的としたものではありません。ケガをしないよう、無理のない範囲で行い、最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて、コーチなどにご相談ください。

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