「なんかテニスの練習中、肘の外側がズキッとする。ラケットを握るだけで痛い」
うちがまさにこの状況でした。半年ほど前、プレー中に肘の外側に違和感が出はじめて、そのうちラケットを握るだけで痛むようになりました。いわゆる「テニスエルボ」というやつです。
原因になんとなく心当たりがありました。ヨネックスのパーセプトにポリツアーレブ(ポリエステルガット)をテンション40で張っていたのですが、これが良くなかったのかもしれない、と。整形外科・整骨院に通いながら、ラケットやガット、サポーターまで自分なりに見直して、半年かけてだいぶ楽になってきました。
同じように肘の痛みで悩んでいる方の参考になればと思い、原因を疑ったところから対処までをまとめておきます。
(あくまで一個人の体験談です。テニス歴や普段の練習量、体格などは人それぞれなので、同じ対処で同じように改善するとは限りません)
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まず結論から ― 半年でやったことと、いちばん効いたもの
半年間でやったことと、体感の効果をまとめるとこんな感じでした。
| やったこと | 体感の効果 |
|---|---|
| 整形外科・整骨院への通院 | 診断・施術としては効果あり |
| ラケットをイーゾーンに変更 | 変えた甲斐はあったと思う |
| ガットをナチュラルガット(テンション46)に変更 | ラケットとセットで見直した |
| Zamstのエルボ用サポーター | プレー中の痛みが和らいだ |
| Prince(プリンス)のサポーター | 自分にはあまり合わなかった |
| 毎日朝晩30分以上のアイシングを1ヶ月継続 | 一番効果を感じた |
結論から言うと、道具を見直したことも無駄ではなかったと思いますが、地味なアイシングの継続が一番効いたという実感です。以下、順番に書いていきます。
そもそもの原因は?ポリガット+低めのテンションを疑った
痛みが出はじめたとき、真っ先に疑ったのがラケットとガットの組み合わせでした。
当時使っていたのは、ヨネックスのパーセプトにポリツアーレブ(ポリエステルガット)をテンション40で張ったもの。あとから調べたり人に聞いたりしたところ、ポリエステルガットの場合は、低めのテンションで張ると逆に肘へのダメージが大きくなりやすく、少し高めのテンションの方が肘には優しいという話を聞きました。
ポリエステルガットはナイロンや天然ガットに比べて素材自体が硬く伸びにくいため、テンションを下げすぎると打球時にガット面がぐにゃっと動いてしまい、インパクトが安定しにくくなる、というのが理屈のようです。結果として余計な振動や衝撃が腕に伝わりやすくなる、ということなのかもしれません。
テンション40は、ポリツアーレブとしてはやや低めだったようで、これが肘への負担につながっていた可能性はありそうだと感じました。調べていくうちに、他にも次のあたりが重なっていたのかもしれないと考えるようになりました。
- ① テンションが40とやや低めだったこと(ポリエステルガットとしては)
- ② ポリエステルガット自体の硬さ(ナイロンやガットに比べて素材が硬い)
- ③ ラケットの剛性(フレームの硬さ)
- ④ 練習量の多さや、筋力アップのための筋トレ(特に懸垂)のやりすぎ
このあたりは自分で確かめられる範囲に限界があるので、「たぶんこのあたりが重なったんだろう」という仮説として書いておきます。断定はできませんが、道具を見直す方向で動くことにしました。(④については、後で通った整形外科で先生からも同じ指摘を受けました)
整形外科と整骨院、両方通った話 ― 練習量と懸垂のやりすぎも指摘されました
痛みが引かなかったので、整形外科と整骨院の両方に通いました。
整形外科では、当時テニスの練習量が多かったことに加えて、筋力アップのために取り入れていた筋トレ、なかでも懸垂のやりすぎも原因の一つではないかと先生に指摘されました。ラケットやガットのことばかり気にしていたので、まさか筋トレの負荷も関係しているとは思っておらず、正直意外でした。
正直なところ、どちらか一方だけで劇的に治ったという感覚はなく、両方通いながら少しずつ落ち着いていった、という実感です。痛みの原因や状態を診てもらえたことで、無理に自己判断で放置せずに済んだのは良かったと思っています。
肘の痛みが続く場合は、自己流で様子を見るより、一度専門家に診てもらうのが安心だと感じました。
ラケットとガットをイーゾーン+ナチュラルガットに変えてみた
原因を自分なりに調べたうえで、ラケットをヨネックスのイーゾーンに、ガットをナチュラルガット(テンション46)に変えました。
- イーゾーン:パーセプトに比べてしなりやすく、衝撃を吸収しやすいと言われているモデル
- ナチュラルガット:ポリエステルと違って伸縮性があり、素材としては一番腕に優しいとされるガット
「ポリガット+低めのテンション」から「ナチュラルガット+少し高めのテンション」へ、方向転換した形です。テンションも40から46に上げましたが、これは「ポリでは低テンションの方が肘に負担がかかりやすい」と聞いた話とも合っていたので、意図的に上げました。ガットの素材自体をナチュラルガットに変えたこととあわせて、両方の対策を一度にやった形です。
サポーターはZamstとPrince、どっちがいい? わたしにはZamstが合いました
プレー中の痛みを和らげるために、エルボ用のサポーターも試しました。買ったのは2つです。
① Zamst(ザムスト)
つけてプレーしたとき、自分の肘の形やフィット感に合っていて、ズレにくく感じました。プレー中の痛みも和らいだ実感があります。
② Prince(プリンス)
買ったのは「Prince マルチサポーター ハイパフォーマンス プレミアムエルボー SU701(ユニセックス・ブラック・Lサイズ)」で、3,075円でした。
こちらも試しましたが、うちの場合はZamstほどしっくりきませんでした。フィット感の好みは人によって違うと思うので、あくまで自分にはZamstが合っていた、という体験談です。製品として悪いという話ではなく、単純に自分の肘との相性の問題だと思っています。
サポーターは実際につけてみないと相性が分からない部分が大きいです。もし今テニスエルボで困っている方がいたら、いきなり1つに決め打ちせず、いくつか試して自分の肘に合うものを探してみてはどうでしょうか。可能であれば試着したり、返品・交換ができる形で買うと安心だと思います。
一番効いたのは、まさかのアイシングだった
ラケット、ガット、サポーターと道具を見直したなかで、一番効果を感じたのはアイシングでした。
やり方はシンプルで、100均で買ったアイスパックを使って、テニスをした日もしていない日も関係なく、毎日朝晩30分以上を1ヶ月続けただけです。地味ですが、これを続けてから痛みがだいぶ楽になった感覚があります。
途中から、アイスパックを固定できるサポーター(2,199円)も購入しました。氷嚢とベルトがセットになっているタイプで、肘に巻いて固定できるものです。手で押さえておかなくてよくなったので、ほかのことをしながらでも楽に長時間アイシングを続けられるようになりました。これは地味に効果が大きかったです。
朝晩30分以上を毎日続けるとなると、手で押さえ続けるのは正直しんどいです。続けられたのはこれのおかげかもしれません。
ラケットやガット、サポーターは「痛みが出にくい環境を作る」対策で、アイシングは「炎症そのものを落ち着かせる」対策だったのかな、と今は捉えています。どちらか一方より、両方を並行してやったのが良かったのかもしれません。
正直に書く、テニスエルボ対策の気になるところ
いい面だけ書いても参考にならないので、気になった点も書いておきます。
- 何が一番効いたのか、正直はっきりしない:ラケット・ガット・サポーター・アイシングをほぼ同時期にやったので、厳密にどれが効いたのかは切り分けられていません。あくまで体感としてアイシングが大きかった、という話です。
- 道具を変える出費がそれなりにかかった:ラケット、ガット、エルボサポーター2種類(Zamstと、Princeが3,075円)、アイシング固定用サポーターが2,199円。一式揃えると意外とお金がかかりました。とくにサポーターは合わなかった方が完全に無駄になってしまうので、ここは痛かったです。
- アイシングは地味に手間:毎日朝晩30分以上を1ヶ月続けるのは、思っていたより継続力が要りました。
まとめ:道具の見直しより、朝晩30分のアイシングがいちばん効きました
- テニス中にラケットを握るのも痛いほどの肘の痛みが出た(パーセプト+ポリツアーレブ、テンション40)
- 整形外科・整骨院に通院。先生からは練習量の多さや懸垂のやりすぎも原因の一つと指摘された
- 原因を自分で調べ、ラケットをイーゾーン+ナチュラルガット(テンション46)に変更
- プレー中はZamstのエルボサポーターを使用(Princeよりも自分には合っていた)
- 毎日朝晩30分以上のアイシングを1ヶ月継続 → 一番効果を感じた
- 現在は痛みがだいぶ楽になっている
テニスエルボは道具のせいだと決めつけたくなりますが、調べてみると聞いていた話と逆の理屈があったりして、なかなか一筋縄ではいかないなというのが正直な感想でした。それでも、専門家に診てもらいながら、道具の見直しと地道なケアを並行してやったことで、うちの場合はだいぶ楽になってきています。
同じように肘の痛みで悩んでいる方の参考になればうれしいです。
※本記事は個人の体験と調べた内容をまとめたもので、特定の商品の推奨や、個別の症状に対する医学的な助言を目的としたものではありません。痛みが続く場合や強い場合は、自己判断せず整形外科などの専門家に相談してください。記事中の商品価格は、いずれも自分が購入した2026年2月時点のものです。価格は変動しますので、最新の情報は各販売サイトでご確認ください。サポーターの使用感はあくまで個人の感想で、体格や症状によって合う・合わないは変わります。ラケット・ガットのテンションに関する記述は一般的なストリング理論として調べた内容であり、2026年8月時点で自分なりに調べた範囲のものです。最新の情報や個別の適正については、専門店やストリンガーにご確認ください。


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