【ヒーターも温度計もなしで冬を越してきました】ハムスターの冬の寒さ対策を調べたら、まず要るのは温度計でした ― 適温は資料によって18〜25℃、5℃以下は危険

ハムスターの冬の寒さ対策 適温は18〜25℃、まずは温度計から ペット

※本記事にはプロモーションを含みます。

「ハムスターの冬って、ヒーターなしで大丈夫なんやろう?」

わたしの家では、ジャンガリアンハムスターを2匹、別々のケージで飼っています。1歳を過ぎたむぎちゃんと、2026年7月に来たうみくんです。

実は、わが家の冬の寒さ対策は、床材を厚めに敷くことだけです。ペット用のヒーターも、温度計も使っていません。大阪のマンションなので、冬もそこまで寒くないと感じているからです。これまで、冬にハムスターが動かなくなったことはありません。

ただ、ネットで調べると「冬はヒーターが必要」「疑似冬眠に注意」という記事がたくさん出てきます。わが家のやり方で、本当に大丈夫なのか。動物病院やメーカー、研究の資料で調べてみました。同じように「うちはヒーターなしだけど、いいのかな」と思っている方の参考になればと思い、まとめておきます。

(わが家は大阪のマンションで、部屋の温度は測っていません。地域や家のつくりによって、事情はちがうと思います)

この記事でわかること

  • ハムスターの適温は何℃か(資料によってちがう数字を並べました)
  • 何℃を下回ると危ないか、疑似冬眠になったときにどうするか
  • ヒーターなしで冬を越してきたわが家が、調べて分かったこと

まず結論から ― 「これまで大丈夫だった」は「何℃でも大丈夫」ではない。まずは温度計から

緑の小屋のそばで丸くなって眠るハムスターのうみ
わが家のうみくん。緑の小屋のそばで丸くなって寝ています
知りたかったこと調べて分かったこと
適温は?資料によって 18〜25℃ ほど。22℃前後を目安にする動物病院も
何℃から危ない?5℃以下が低体温(疑似冬眠)のいちばんの原因、とする動物病院がある。ただし「5℃までは大丈夫」という意味ではない
ヒーターだけで足りる?メーカーによると、ペット用ヒーターはまわりを温めるだけ。ケージ全体を温めるには、部屋の暖房が必要
ヒーターなしでもいい?「どんな家なら大丈夫」とはっきり書いた資料は見つからなかった。ケージのそばの温度が分からないと、判断できない
動かなくなっていたら?急に温めない。暖かい場所に移して、すぐ動物病院に連絡

わが家は、床材を厚めに敷くだけで、これまで冬を越してきました。ただ、部屋が何℃まで下がっていたのかは、分かっていません。調べてみて、ヒーターより先に、まずケージのそばに温度計を置いて、いちばん冷える時間の温度を知ることが大事だと分かりました。


ハムスターの適温は? ― 資料によって18〜25℃。22℃前後を目安にする動物病院も

適温は、資料によって数字がちがいました。そのまま並べます。

出典温度の目安湿度
アニコム損保(ペット保険)18〜25℃40〜60%
ウェスト動物病院18〜21℃(好む温度)―
城東動物医療センター20℃前後が理想―
池田動物病院22℃前後を目安40〜60%

どれか1つが正しい、というより、18〜25℃くらいの中で、20℃前後を目安にしている資料が多い、という印象でした。アニコムは「環境温度が低すぎると冬眠してしまうため注意」とも書いています。


何℃から危ない? ― 5℃以下が危険。でも「5℃までは大丈夫」ではない

寒さで体温が下がりすぎた状態を、「疑似冬眠(ぎじとうみん)」や「低体温症」と呼びます。名前は冬眠ですが、命にかかわることがある状態です。

  • ウェスト動物病院:低体温症のいちばんの原因は寒さ(5℃以下)。11月〜3月に多く、病院に来る理由でいちばん多いのは「朝見たら冷たくなっていた」「学校(仕事)から帰って見たら…」というもの
  • 城東動物医療センター:ゴールデンは10℃以下、ジャンガリアンは5℃以下の気温が続くと冬眠する。一晩で室温が大きく下がるときも起こりやすい
  • 池田動物病院:「5℃までは大丈夫」という意味ではなく、低い温度そのものが体の負担になる

資料を読むと、とくに注意したいのは「朝」と「留守のあいだ」のようです。人が寝ているあいだや、出かけているあいだに暖房を切ると、そのあいだに部屋が冷えます。わが家は部屋の温度を測っていないので、夜中から朝にかけて何℃になっているのかは、分からないままです。

ジャンガリアンは「日の長さ」でも冬の準備をする

調べていて、ジャンガリアンについての研究も見つけました。ドイツの研究で、ジャンガリアン60匹を、部屋の温度は20℃のまま、昼の長さだけを冬のように短くして観察したものです。

  • 60匹のうち46匹が、休んでいる時間に体温を下げる「日内休眠」をした
  • 14匹は、一度もしなかった
  • 休眠する回数は、個体によって大きくちがった

ジャンガリアンは、寒さだけでなく、日の長さでも冬の準備をする性質がある、ということのようです。ただ、これは研究室で、わざと日の長さを変えた実験です。家で飼っているハムスターも同じようになる、とは限りません。


疑似冬眠かも? と思ったら ― 急に温めない。すぐ動物病院へ

疑似冬眠になると、次のような様子になるそうです。

  • ほとんど動かない
  • 体がさわると冷たい
  • 呼吸がとてもゆっくり
  • 刺激への反応が弱い

見た目には、亡くなっているのと見分けがつかないこともあると書かれていました。

ただし池田動物病院は、動かない・冷たい・反応が鈍いのは、寒さだけでなく、重い病気でも起こるので、「冬眠だから大丈夫」と自分で決めて放っておかないように、と説明していました。

見つけたときの対処で、資料に共通していたのは、次の3つです。

1. 急に温めない(城東動物医療センターは「急激に温めると心臓に負担がかかり、かえって危険」と書いています)

2. タオルにくるむなどして、暖かい場所でゆっくり温める

3. できるだけ早く、動物病院に連絡する

細かい温め方(カイロやドライヤーの使い方など)は、病院によって書き方がちがいました。ここは自分で判断せず、電話で動物病院に相談するのがいちばん安全だと思います。


ペット用ヒーターは「ケージの一部だけ」 ― 部屋の暖房とは役割がちがう

ハムスターのヒーターや温度計を作っているメーカー(ジェックス)のよくある質問には、次のように書かれていました。

  • 小動物用のヒーターは、ケージ全体の空気ではなく、置いた場所のまわりを温めるもの
  • ケージ全体を温めるには、部屋全体を暖房で温める必要がある
  • ケージの中の温度と湿度を確かめるため、温湿度計を置くことをすすめる
  • シートヒーターの表面は約40℃(±5℃)。ケージの床全面に敷かず、床の3分の1以下にする

ハムスターが「暑い」と思ったら逃げられる場所を残しておく、という考え方です。ヒーターを使うなら、ケージを全部温めるのではなく、一部だけを温める形がよさそうです。


冷えやすい場所 ― 窓ぎわ、床の近く、夜から朝

池田動物病院は、ケージのまわりが思っている以上に冷えている場所として、次を挙げていました。

  • 窓ぎわ
  • 床に近い場所
  • 玄関や廊下の近く
  • 外壁に近い場所
  • 暖房を切ったあとの部屋
  • 夜間から早朝

暖かい空気は上にたまるので、人が感じる温度と、床の近くの温度はちがうことがあるそうです。温度計は、部屋の離れた場所ではなく、ハムスターがいる高さに置くとよい、と書かれていました。


わが家が調べて分かったこと ― 床材だけで越してきたけれど、温度は分かっていなかった

ジャンガリアンハムスターが床材の上で両手に食べ物を持っている
床材の上で食べているところ
わが家のやり方調べて分かったこと
床材を厚めに敷くもぐって暖をとれる。ただ、床材だけで低い室温をカバーできる、と書いた資料は見つけられなかった
ヒーターなしヒーターはまわりを温めるだけ。必要かどうかは、部屋の温度しだい
温度計なしここがいちばんの弱点。何℃まで下がっているのか分からないので、「大丈夫」とも「危ない」とも言えない
大阪のマンション「マンションだから暖かい」とは、資料からは言えなかった。階や角部屋か、窓、暖房の使い方で変わる

これまで、冬に動かなくなったことはありません。それは本当です。でも、それは「今まで、たまたま大丈夫な温度だった」のかもしれませんし、そうでないのかもしれません。温度を測っていないので、どちらとも言えない、というのが正直なところです。


寒い地方の方や、暖房を切る家の方へ ― 温湿度計とヒーターの例

わが家は大阪のマンションで、温度計もヒーターも使っていません。でも、寒い地方の方や、一戸建て、夜や留守のあいだに暖房を切る家では、事情がちがうと思います。参考までに、この記事で説明を引用したジェックスの商品を載せておきます。わたしはどちらも使ったことはありません。

温湿度計:ジェックスのよくある質問で、ケージの温度と湿度を確かめるためにすすめられていたものです。

シートヒーター:ケージの下に敷くタイプです。メーカーの説明どおり、ケージの床の3分の1以下にして、ハムスターが暑いときに逃げられる場所を残すのが前提です。ケージの大きさに合うサイズを、商品ページで確かめてください。


正直に書く、気になるところ

  • わが家は部屋の温度を測っていません。 「大阪のマンションなら、ヒーターなしで大丈夫」とは言えません
  • 適温の数字は、資料によってちがいます。この記事では、ちがうまま並べています
  • 疑似冬眠のときの温め方は、病院によって書き方がちがいました。様子がおかしいときは、自分で判断せず、動物病院に電話してください
  • ジャンガリアンの日内休眠の研究は、研究室での実験です。家のハムスターにそのまま当てはまるとは限りません

さいごに:ヒーターより先に、まずはケージのそばの温度を知るところから

  • ハムスターの適温は、資料によって 18〜25℃ ほど
  • 5℃以下は疑似冬眠(低体温)の大きな原因。でも「5℃までは大丈夫」ではない
  • 動かなくなっていたら、急に温めず、すぐ動物病院へ
  • ペット用ヒーターはケージの一部だけ。全体を温めるのは部屋の暖房
  • わが家は床材だけで冬を越してきたけれど、温度を測っていなかったので、それが大丈夫だったかは分からない

資料を読むかぎり、ヒーターを買うかどうかは、ケージのそばの温度を知ってから決める、という順番がよさそうです。夜から朝にかけて、いちばん冷える時間の温度が分かれば、その家に何が必要かが見えてきます。

同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。

※温度の目安や対処の方法は、2026年10月5日に次の資料で確認したものです:アニコム損保「ミニまるPLANET 特別号」、ウェスト動物病院「ハムスターの低体温症(疑似冬眠)」、城東動物医療センター「ハムスターの疑似冬眠について」(2011年)、池田動物病院「ハムスターの疑似冬眠・低体温」(2026年9月8日)、ジェックス株式会社の小動物用ヒーターのよくある質問。ジャンガリアンの日内休眠の研究は、Body Temperature and Activity Adaptation of Short Photoperiod-Exposed Djungarian Hamsters(PMC8294097)によります。本記事はわが家の体験と調べた内容をまとめたもので、獣医師の診断に代わるものではありません。体調が気になるときは、動物病院にご相談ください。

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