【電気ストーブ・電気ヒーターの選び方】買う前に確認したい安全の3点 ― NITEの事故資料(暖房器具の事故596件・2020〜2024年)で調べました(2026年11月時点)

リビングで壁から離して置かれた電気ストーブ(電気ストーブ 安全の3点) 暮らしとお金

※本記事にはプロモーションを含みます。

「足元が寒いから、電気ストーブか電気ヒーターを出そうかな。でも、火事の事故が多いって聞くし、何に気をつければいいんやろう?」

そう思って、NITE(製品評価技術基盤機構)の暖房器具の事故の資料を、読んでみました。調べてみると、電気ストーブで事故やヒヤリハットが起きる原因は、「可燃物の接触」がいちばん多く、買う前や使う前に確認したい点は、3つにまとめられました。同じように、暖房器具を出す前に、確認しておきたい方の参考になればと思い、まとめておきます。

(この記事は、公的機関の資料を調べてまとめた記事です。紹介する暖房器具は、どれも使ったことがありません。使い心地や、暖かさの感想は、書けないので書きません。数字は、2026年11月3日に確認しました)

この記事でわかること

  • NITEの暖房器具の事故の資料(2020〜2024年の5年間・596件)で分かったこと
  • 買う前・使う前に確認したい安全の3点(可燃物から離す・コードと転倒時の安全・外出や寝るときの扱い)
  • 調べた商品の例(cadoの電気ヒーター、アイリスオーヤマの電気ストーブとセラミックファンヒーター)

まず結論から ― 確認したい安全の3点は、「可燃物から離す」「コードと転倒時の安全」「外出や就寝のとき」

確認する点NITEの資料に書かれていたこと
①可燃物から離す壁・家具・衣類などと、取扱説明書で指定された距離を確保する。カーテンや布団など、燃えやすく動きやすいものに注意する。洗濯物を、暖房器具の近くで乾かさない
②コード・本体・転倒時の安全電源コードやプラグの破れ・変形・変色を確認する。たこ足配線は避ける。本体の変色・異音・焦げ臭いにおいがあれば、電源を切ってプラグを抜く。転倒時に加熱が止まるか確認する。リコール対象でないか確認する
③外出や就寝のとき部屋を留守にするときは、電気ストーブの電源スイッチを切り、コンセントを抜く。寝ている間に、布団が電気ストーブに触れて焦げた事例が紹介されている

出典は、NITEの製品安全情報マガジン Vol.488「暖房器具の事故」(11月11日号)です。


NITEの資料 ― 暖房器具の事故は5年間で596件。電気ストーブの事故やヒヤリハットで、いちばん多いのは「可燃物の接触」

  • 件数:NITEに通知された製品事故情報のうち、2020〜2024年の5年間の、主な暖房器具の事故は、596件(重大事故と非重大事故を含む)。電気暖房器具と、石油暖房器具の事故が、約8割
  • アンケート:NITEが、2025年3月に実施したアンケート(回答19,297名)では、事故やヒヤリハットの回答が、電気ストーブで623件、石油ストーブで889件。どちらも、最も多かったのは、「可燃物の接触」
  • 事例:背もたれにかけた上着が溶けた。寝ている間に、布団が接触して焦げた。上に干した洗濯物のタオルが落ちて焦げた。近くのぬいぐるみが倒れて焦げそうになった
  • 電源コードの事例:電気ファンヒーターで、電源コードが本体の近くで半断線し、スパークから樹脂製の外側に着火して、火災になった例(2024年1月)

出典:NITE 製品安全情報マガジン Vol.488「暖房器具の事故」。資料の対象は、電気・石油・ガスのストーブとファンヒーター、オイルヒーター、電気カーペット、電気こたつです。


①可燃物から離す ― 取扱説明書の距離を守り、洗濯物を近くで乾かさない

  • 壁・家具・衣類などと、取扱説明書で指定された距離を確保する
  • カーテンや布団など、燃えやすく、動きやすいものに注意する
  • 洗濯物を、暖房器具の近くで乾かさない
  • 重ね着をしていると、衣服の過熱や着火に気づきにくくなる。衣服と熱源の距離を意識する
  • ペットが、通電中の電気ストーブのそばに、タオルや衣類を動かす(落とす)ことがある。注意する

②コード・本体・転倒時の安全 ― 買う前も、使う前にも、確認する4つ

NITEの資料が挙げる、電気暖房器具の点検ポイントです。

  • 電源コード・プラグ:破れ・亀裂・硬化、プラグの変形・変色・溶けがないか。たこ足配線は避ける。延長コードは、取扱説明書で禁止されている場合がある。使う場合は、消費電力の合計が、延長コードの上限を超えないようにする
  • 本体の異常:変色・変形、バチバチという異音、途中で止まる、焦げ臭いにおい、異常な高温部。異常があれば、電源を切ってプラグを抜き、メーカーに相談する
  • 転倒時オフ機能:電源を入れた直後に、運転中のヒーター側を上に向けて倒して、加熱が止まるか確認する。2017年7月以降に製造された製品は、底面のスイッチも確認する。ヒーターの付近は高温なので、やけどに注意する
  • リコール:リコール対象品は、すぐに使用をやめ、販売店や製造・輸入事業者に相談する。NITEの事故情報の検索(SAFE-Lite)や、消費者庁のリコール情報サイトで確認できる

買うときは、転倒時に電源が切れる機能の有無が、商品の表示で確認できます。ただし、表示があっても、使う前に、動作を確かめるのが、NITEの資料の考え方です。


③外出や就寝のとき ― 電源スイッチを切り、コンセントを抜く

  • 部屋を留守にするときは、電気ストーブの電源スイッチを切り、コンセントを抜く(NITE)
  • 寝ている間に、布団が電気ストーブに触れて焦げた事例が、アンケートで紹介されている(NITE)。寝具が近づかない距離を保つ必要がある

就寝中に使うかどうかは、取扱説明書の注意と、ご家庭の状況で、考える必要があります。この記事では、就寝中の使用の可否について、公的機関の資料の原文を、確認できていません。


調べた商品の例 ― cadoの電気ヒーターと、アイリスオーヤマの電気ストーブ・セラミックファンヒーター

ここまでの確認点(距離、転倒時の安全、コード)に関わる表示がある商品を、3つ紹介します。どれも、私は使ったことがありません。公式や販売ページにある表示だけを、書きます。

①cado 電気ヒーター SOL-001S(公式オンラインストアの表示:26,840円・2026年11月3日)

  • 公式の説明では、定格消費電力は800W。本体は、直径250mm×高さ721mm、重さは約2.9kg。電源コードの長さは、約2.0m
  • 保護機能として、「自動運転停止機能」と「転倒時保護機能」が書かれている。ほかに、オフタイマー、首振り機能があり、遠赤外線で温める、と説明されている
  • 電気代の目安は、メーカーの表示で、1時間あたり2.7〜21.6円(最小〜最大・最大の消費電力で使ったとき)。この数字は、メーカーの目安で、私が計算したものではない
  • メーカー保証は2年で、有償の延長保証(1〜3年)がある

最新の価格や在庫、仕様は、カドー公式オンラインストア(広告リンクです)で確認してください。

②アイリスオーヤマ 電気ストーブ EHT-800W(Amazon・人気順で上位)

Amazonで「電気ストーブ」を人気順に並べたとき(2026年11月3日・スポンサー表示を除く)、メーカー名のある商品の中で、上位にありました。評価は5つ星のうち4.3、評価の数は約4,500でした(変わることがあります)。商品名に、「400W/800W 2段階切替」「転倒時電源OFF」とあります。Amazonのページでは、電源コードの長さは1.4mと表示されていました。価格は、数千円台でした。

③アイリスオーヤマ セラミックファンヒーター AZCH-LW12A-W(Amazon・人気順で上位)

同じ人気順の検索で、「セラミックファンヒーター」を見たときにも、上位にありました(2026年11月3日)。商品名に、「1200W」「人感・室温Wセンサー」とあり、Amazonのページには、「転倒時自動オフ」「過熱防止機能」の記載がありました。評価は5つ星のうち4.2です。価格は、1万円未満の範囲でした。

商品の説明にある安全機能は、販売ページの表示です。実際に動くかどうかは、買ったあとに、NITEの資料の点検ポイント(転倒時オフ機能の確認など)で、確かめる必要があります。


加湿器と一緒に使うときは ― 置き場所と、コードのまとめ方

冬は、暖房と加湿器を、同じ部屋で使う方も多いと思います。加湿器のやけどや置き場所の注意は、加湿器の4方式とやけどの記事に、まとめています。電気ストーブも、加湿器も、コードを子どもやペットが引っかけない場所に置く、という点は、共通しています。


正直に書く、気になるところ

  • 使ったことがありません。この記事は調べた記事で、暖かさや、使い心地、電気代の実際は、私には分かりません
  • NITEの資料は、1つの号を読みました。製品安全情報マガジン Vol.488(2025年11月11日号)を、読みました。ほかの号や、消費者庁などの資料は、今回は確認できていません
  • 就寝中の使用の可否は、確認できていません。上の資料には、就寝中の独立した注意は、書かれていませんでした
  • 電気ヒーター、電気ストーブ、セラミックファンヒーターの違いを、細かくは書けていません。NITEの資料は、これらを「電気暖房器具」として、まとめて点検ポイントを挙げています
  • 商品の安全機能は、販売ページや公式の表示です。実際に動くかどうかは、確認していません。人気順の上位は、一例で、ほかの商品と比べたものではありません
  • 価格や評価は、変わります。2026年11月3日の表示です

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さいごに:暖房器具を出す前に、「距離・コード・転倒時・外出や就寝のとき」を確認する

  • NITEの資料では、暖房器具の事故は、2020〜2024年の5年間で596件。電気ストーブの事故やヒヤリハットで、いちばん多いのは、可燃物の接触
  • 確認する3点:可燃物から離す(取扱説明書の距離)/コード・本体・転倒時の安全(リコールも)/外出や就寝のとき(スイッチを切り、コンセントを抜く)
  • 商品を選ぶときは、転倒時に電源が切れる機能の表示と、取扱説明書の距離を、見る
  • 洗濯物を、近くで乾かさない。ペットがいる家は、タオルや衣類が落ちないように注意する

暖房器具は、毎日使うものなので、買う前と、シーズンの初めに、確認する習慣をつけると、よさそうです。

同じように、暖房器具を出す前に迷っている方の参考になればうれしいです。


※数字・価格・評価は、2026年11月3日に確認した表示です。価格や仕様は変わることがあります。最新の情報は、各社の公式サイトでご確認ください。出典:NITE 製品安全情報マガジン Vol.488「暖房器具の事故」(2025年11月11日号)/cado SOL 001S(公式)。本記事のカドーの公式オンラインストアへのリンクにはA8.net、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングへのリンクにはもしもアフィリエイトの、アフィリエイト広告が含まれます。本ブログは、各商品の提供会社とは関係のない、個人の非公式なブログです。記事内の名称は、各社の商標または登録商標です。本記事は、調べた内容をまとめたもので、特定の商品の推奨や、個別の状況に応じた助言を目的としたものではありません。製品の使い方や安全については、取扱説明書と、公的機関の情報をご確認ください。最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて行ってください。

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