【検索広告から偽サイトへ】公式の資料で確認した入口は3つ ― 守る3つは「ブックマークか公式アプリ・URLを一文字ずつ・初めてのサイトは調べる」(2026年11月5日時点)

検索広告から偽サイトへ:入口は3つ、守るのも3つ(公式の資料で確認) 暮らしとお金

※本記事にはプロモーションを含みます。

「検索したら、いちばん上に出てきたから押したけど、これって大丈夫なんやろうか?」

そんなふうに、ふと不安になったことはないでしょうか。私(わたし)も、リベ大のライブ(2026年11月5日朝)で、学長が「検索結果の上のほうの『スポンサー』『広告』と書かれたところは、基本的にクリックしなくてよい」と話しているのを聞いて、気になりました。

そこで、警察やJC3(日本サイバー犯罪対策センター)、フィッシング対策協議会、IPA、Googleの公式の資料を読んで、検索広告から偽サイトに誘導される手口と、資料が勧めている守り方を調べてみました。

(この記事は、調べた記事です。私が偽サイトに引っかかった体験や、対策を試した話は書いていません。資料の名前と、確認した日付を書いておきます。個人の状況に合わせた助言ではなく、公式の資料に書かれている内容の整理です)

同じように、検索結果の広告が気になっている方の参考になればと思い、まとめておきます。

この記事でわかること

  • 偽サイトへの入口は3つ(検索連動型広告・SNSなどの広告・検索結果の上位)
  • 公式の資料が勧めている、守る3つ
  • この記事で確認できなかったこと

まず結論:公式の資料が勧めるのは、よく使うサービスを「ブックマークか公式アプリ」から開くこと

フィッシング対策協議会の「利用者向けフィッシング詐欺対策ガイドライン 2026年度版」(2026年6月1日)には、偽のバナー広告や検索結果から、フィッシングサイトに誘導される事例があると書かれています。そのうえで、特によく利用するオンラインサービスは、ブックマークや正規のスマホアプリを活用するよう、書かれています。

ここで気をつけたいのは、公式の資料は、「広告をすべて避けましょう」とまでは、書いていないことです。勧めているのは、「検索や広告から入る」のではなく、普段使うサービスの入口を、あらかじめ決めておくことでした。

学長の「広告と書かれたところは押さない」と、公式の資料の「入口を決めておく」は、同じ方向を向いていると思います。ただ、言い方は少し違うので、このあと、両方を並べて書きます。

※出典:フィッシング対策協議会「利用者向けフィッシング詐欺対策ガイドライン 2026年度版」(2026年11月5日に確認)


偽サイトへの入口は3つ ― 検索連動型広告・SNSなどの広告・検索結果の上位(広告ではない)

公式の資料で確認できた入口を、3つに整理しました。

入口資料に書かれていること出典
① 検索連動型広告悪質なサイトが、検索連動型広告として検索結果に表示される。広告から遷移した先は、見た目だけでは判別しにくい場合があるJC3(2020年12月22日の記事。2022年10月公開・2025年5月更新の記事にも記載)
② SNSなどの広告SNSの広告から偽サイトに誘導される。政府機関を装った偽サイトや、政府要人の映像・音声を使った詐欺広告も確認されているJC3、警察庁(2026年2月13日)
③ 検索結果の上位(広告ではない)SEOポイズニングと呼ばれる手口で、検索結果の順位を引き上げる。正規のサイトが改ざんされ、偽サイトへの転送に使われる場合もあるJC3、警察庁

③は、広告ではないところが大事です。広告と書かれていなくても、偽サイトが検索結果の上のほうに出ることが、警察庁やJC3の資料に書かれています。広告を避けるだけでは、入口の1つしか、ふさげないことになります。

また、IPAの資料には、ソフトを検索して入手しようとしたとき、同名の別のソフトが検索結果の上位に出る場合があると書かれています(2020年4月28日・2024年6月24日更新)。

※出典:JC3「広告表示により誘導する悪質なショッピングサイト」、JC3「偽ショッピングサイトに注意」、警察庁「偽ショッピングサイト・詐欺サイト対策」「政府機関を装った偽サイト・詐欺広告に注意!」、IPA「ソフトウェアのダウンロードは信頼できるサイトから」(2026年11月5日に確認)


広告の見分け方 ― Googleの広告ラベルと位置(日本語の表示名は、自分の画面で確認)

Googleの広告ヘルプには、次のように書かれています。

  • 検索結果の広告には、「広告」というラベルが付く
  • 広告は、通常、ページの端(上部・下部)に表示される
  • 通常の検索結果(オーガニック)は、ページの中央に表示され、Googleの広告プログラムとは関係がない
  • 広告は、広告主が指定したキーワードなどに基づいて表示される

また、Googleの公式ブログ(2025年10月13日)には、テキスト広告を「Sponsored results」という1つのラベルにまとめて、スクロールしても表示し続けることや、広告をワンクリックで折りたためる「Hide sponsored results」が加わることが書かれています。

ただし、この新しい表示が、日本で、どんな名前で、いつから使われているかは、公式の資料で確認できませんでした。 ブログには、日本の情報が書かれていません。自分の画面で、「広告」「スポンサー」などの文字が、どこに出ているかを、見てみてください。

広告は、広告主がキーワードを指定して出すものです。広告のすべてが偽、という意味ではありません。 公式の資料も、そう書いてはいません。

※出典:Google 広告ヘルプ「Google の検索結果と広告の違い」、Google公式ブログ(2025年10月13日)(2026年11月5日に確認。ヘルプの更新日は、記載がありませんでした)


学長は「広告は押さない」、公式の資料は「入口を決めておく」 ― 2つを並べてみました

学長(11月5日のライブ)公式の資料(フィッシング対策協議会など)
言っていることスポンサー・広告と書かれたところは、基本的にクリックしなくてよいよく使うサービスは、ブックマークか正規のアプリから開く
広告について広告のところは押さない広告のすべてを避ける、とは書かれていない
広告の下の検索結果広告の次に出てくる検索結果が、本物になる、と話していました(私の聞き取り)広告ではない検索結果の上位にも、偽サイトが出る場合があると書かれている

2つは、同じ方向を向いています。ただ、広告の下の検索結果も、いつも本物とは限らないことが、公式の資料に書かれています。そこで、普段使うサービスは、検索や広告に頼らず、決まった入口から入る。 そうすれば、広告も、検索結果の上位も、どちらの入口からも、離れられます。

学長の発言は、ライブでの口頭の話で、私が聞いて、要約したものです。言葉どおりの引用では、ありません。


守る3つ ― ブックマークか公式アプリ・URLを一文字ずつ・初めてのサイトは調べる

① ブックマークか、公式アプリから開く

フィッシング対策協議会は、特によく使うサービスは、ブックマークや正規のスマホアプリを使うよう書いています。アプリは、正規の提供元(Google PlayやApp Store)から入手します。ブックマークが正しいかも、定期的に確認するよう勧めています。

② URLを、一文字ずつ確認する

ドメイン名は、似た文字列の偽物(タイポスワッピング)に注意して、一文字ずつ確認するよう書かれています。ドメイン名が正しいか、確信できないサイトは、使うのをやめる、とも書かれています。警察庁は、URLの「https://」やドメインに違和感がないかを、見分けるポイントに挙げています。

③ 初めてのサイトは、調べてから使う

JC3と警察庁は、初めて使うサイトは、会社名や住所をインターネットで検索して、実在するか、被害の報告がないかを確認するよう書いています。不審点として、次の例が挙がっています。

  • 価格が、極端に安い
  • 「本日限り」などで、購入を急がせる
  • 日本語が、不自然
  • 支払いが、銀行振込のみで、口座の名義が個人

サイトの安全性を確認する道具として、JC3が提供している「SAGICHECK」が、警察庁のページで紹介されています。

※出典:フィッシング対策協議会、JC3、警察庁(2026年11月5日に確認)


ソフトやアプリは、公式サイトか公式ストアから ― IPAの注意

検索広告の偽サイトは、買い物だけでなく、ソフトのダウンロードにも使われます。IPAは、次のように書いています。

  • ソフトは、メーカーや開発元の公式サイトや、公式マーケットなど、信頼できるサイトから入手する
  • 検索結果の上位に表示されるサイトが、目的のサイトとは限らない
  • 同名や類似名のソフトがある場合もあるので、インストール前に製造元や機能を確認する
  • 自分で判断できないときは、操作を止めて、家族や詳しい友人に相談する

偽のセキュリティ警告が出ても、警告に書かれた番号には、電話しないよう書かれています。

※出典:IPA「ソフトウェアのダウンロードは信頼できるサイトから」(2020年4月28日公開・2024年6月24日更新・2026年11月5日に確認)


入力・購入してしまったら ― 先にやる4つ

公式の資料に書かれている対応を、まとめます。

  1. 入力してしまったパスワードを変更する(フィッシング対策協議会・警察庁)
  2. クレジットカード会社に、支払い停止を依頼する(警察庁)
  3. サイトの情報や、取引の記録を、保存しておく(警察庁)
  4. 相談する:最寄りの警察署や、消費生活センター(JC3)。電話なら、警察相談専用電話 #9110、消費者ホットライン 188(警察庁)。偽サイトは、「悪質ECサイトホットライン」への情報提供も案内されています(JC3)

多要素認証(2段階認証)も、不正ログインを防ぐ対策として、フィッシング対策協議会の資料に出ています。設定の手順は、ブログのセキュリティ見直しの手順や、リアルタイムフィッシングの記事にまとめています。

※出典:フィッシング対策協議会、警察庁、JC3(2026年11月5日に確認)


お金の「守る力」を広く学びたい方へ ― 学長の本『【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学』

11月5日のライブで、学長は最後に「守る力」という言葉で、話を締めていました(私の聞き取りの要約です)。

学長の本『【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学』(朝日新聞出版・2024年11月刊)は、国立国会図書館の書誌情報では、「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」という、お金にまつわる5つの力を鍛える本、と紹介されています。この記事で扱った偽サイトの入口は、その中の「守る」の、ごく一部です。

私(わたし)は、この本を読んで、お金の勉強をしています。気になった方は、書店や出版社の紹介で、内容を確認してから、手に取ってみてください。

※本のカードは、もしもアフィリエイトの広告リンクです。リンク先で購入されると、このブログに報酬が入ることがあります。価格や在庫は、リンク先でご確認ください。

※出典:国立国会図書館サーチ「本当の自由を手に入れるお金の大学 改訂版」(2026年11月5日に確認)


正直に書く『気になるところ』

  • 私は、偽サイトに引っかかった体験も、対策を試した体験もありません。 公式の資料を読んで、まとめた記事です
  • 2026年の、検索広告を使った偽サイトの具体的な事件は、今回の調べでは確認できていません。 JC3の資料は、2020年のものと、2022年に公開・2025年に更新されたものです。手口は変わることがあります
  • Googleの新しい広告表示(Sponsored results)の、日本での提供と、日本語の表示名は、確認できていません
  • 学長の発言は、ライブを聞いて、私が要約したものです。 言葉どおりの引用ではありません
  • ライブで話題になった、大きな暗号資産の流出事件の原因については、公式の情報が確認できていないので、この記事では扱っていません
  • 広告かどうかを、見た目だけで判断できない場合もあります。 静岡県警の資料(2026年10月9日更新)には、フィッシングサイトは実在するサイトを複写したものが多く、見た目で偽物かどうかを判断するのは難しい、と書かれています
  • 広告について: 8章の本のカードは、広告リンクです。記事の中心(偽サイトの入口と守り方)は、広告があるかどうかに関係なく、公式の資料から書いています。本の内容や、読んだ効果の話は、書いていません
  • 個別の判断(このサイトは安全か、など)は、書いていません。迷ったときは、警察や消費生活センターに相談してください

さいごに:入口は3つ、守るのも3つ。よく使うサービスは「ブックマークか公式アプリ」から

  • 偽サイトへの入口は、検索連動型広告・SNSなどの広告・検索結果の上位(広告ではない)の3つ
  • 公式の資料が勧めるのは、よく使うサービスを、ブックマークか公式アプリから開くこと
  • 守る3つは、ブックマークか公式アプリ、URLを一文字ずつ確認、初めてのサイトは調べてから使う
  • ソフトは、公式サイトか公式ストアから入手する
  • 入力・購入してしまったら、パスワードの変更、カード会社への連絡、記録の保存、相談

「広告は押さない」と覚えておくのも、わかりやすくて、いいと思います。そのうえで、「普段使うサービスは、決まった入口から入る」と決めておけば、広告でも、検索結果の上位でも、どちらの入口にも、振り回されにくくなるはずです。

同じように、検索結果の広告が気になっている方の参考になればうれしいです。

※内容は、フィッシング対策協議会(2026年度版ガイドライン)、JC3、警察庁、静岡県警察、IPA、Googleの公式の資料を、2026年11月5日に確認したものです。手口や画面の表示は、変わることがあります。最新の情報は、各機関の公式サイトと、ご自身の画面でご確認ください。本記事は、個人が調べた内容をまとめたもので、特定の商品の推奨や、個別の状況に応じた助言を目的としたものではありません。最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて行ってください。本記事の本のカードは、もしもアフィリエイトの広告リンクです。本ブログは、各機関、Google、リベラルアーツ大学とは関係のない、個人の非公式なブログです。記事内の名称は、各社の商標または登録商標です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました