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「ディーラーで勧められた保険、そのまま入っていませんか?」
先日、新車の納車準備を進めるなかで、まさにこの状況になりました。契約当初はトヨタのおすすめのまま「東京海上日動火災」で自動車保険に入っていたのですが、あらためて見直してみたら、別の保険会社のほうが安いことが分かったんです。最終的に乗り換えた結果、年6万円以上下がりました。
さっそく「チューリッヒに変更したいです」とディーラーの担当者に伝えたところ、なぜか変更を止められました。「一度内容を確認させてください」と言われ、実際にトヨタへ足を運んで話をしてきました。
保険は正直、比較がめんどうで後回しにしがちなテーマだと思います。私も今回初めて、代理店型と通販型で何がどう違うのか、地震や水害はそもそも補償されるのか、を本気で調べました。同じようにディーラーおすすめのまま自動車保険に入っている方の参考になればと思い、まとめておきます。
この記事でわかること
- 東京海上日動(代理店型)とチューリッヒ(通販型)で、保険料に差が出る理由
- 地震・水害・自転車事故、それぞれの補償がどうなっているか
- 比較検討したほかの保険会社の候補
まず結論から:チューリッヒに乗り換えました。年6万円以上下がりました
調べた範囲を整理すると、こうなりました。
| 項目 | 東京海上日動(代理店型・トヨタ経由) | チューリッヒ(通販型) |
|---|---|---|
| 流通 | 代理店(ディーラー)経由 | ネット直販 |
| 保険料の傾向 | 高めになりやすい | 安めになりやすい |
| 地震・噴火・津波(全損時一時金) | 50万円 | 50万円(車両保険金額が下回る場合はそちらが上限) |
| 水害(台風・豪雨・洪水) | 一般型なら補償対象(エコノミー型は対象外) | 同左 |
| 自転車事故 | 個人賠償責任補償特約で対応可 | 同左 |
地震・水害・自転車事故については、補償の「仕組み」自体に大きな差はありませんでした。差が出ているのは、主に代理店型か通販型かという流通構造の違いのようです。まだ最終決定はしていませんが、現時点ではチューリッヒへ変更する方向で考えています。
きっかけ:ディーラーに「変更したい」と言ったら止められた話
新車の契約時、保険については深く考えず、トヨタのおすすめの流れで「東京海上日動火災」に加入していました。納車が近づいてきたタイミングで、あらためて保険料を見直してみようと思い立ち、チューリッヒで見積もりを取ったところ、年間1万円以上安い結果になりました。
「それなら変更しよう」とディーラーの担当者に伝えたのですが、想定していなかった反応が返ってきました。担当者から「内容を一度確認させてください」と言われ、変更に難色を示されたんです。理由がはっきり説明されたわけではなかったので、実際にトヨタへ足を運んで詳しい話を聞いてきました(結論はまだ出ておらず、次の章以降で調べたことをまとめています)。
東京海上日動とチューリッヒ、何が違うのか――代理店型と通販型
調べてみて分かったのは、この2社の違いは、突き詰めると「代理店を通すか、通さないか」という流通の違いだということでした。
- 東京海上日動:ディーラーなどの代理店を通して契約する「代理店型」。代理店の手数料が保険料に含まれるため、保険料は高めになりやすい一方、担当者による顔の見えるサポートが受けられる
- チューリッヒ:ネットや電話で直接契約する「通販型(ダイレクト型)」。代理店を通さないぶん、保険料が抑えられやすい
ディーラーが変更を止めたがる理由は、はっきりとは説明されていません。ただ、代理店経由の契約には紹介手数料が関わる仕組みが一般的にあるとされており、そのあたりが背景にあるのではないかと個人的には推測しています(あくまで私の見立てで、断定はできません)。
気になっていた3つの補償を比較した――地震・水害・自転車事故
保険料だけでなく、補償内容もきちんと比較しておきたかったので、とくに気になっていた3つを調べました。
① 地震・噴火・津波
標準の車両保険では、東京海上日動もチューリッヒも対象外でした。別料金の特約「地震・噴火・津波危険車両全損時一時金」に加入することで補償され、全損と判定された場合のみ一時金が支払われる仕組みです。金額は両社とも50万円(車両保険金額がそれ未満なら、そちらが上限)で、ほぼ同じでした。
② 水害(台風・豪雨・洪水・高潮)
こちらは地震とは扱いが違い、車両保険の「一般型(ワイドカバー型)」であれば最初から補償対象でした(特約は不要)。ただし「エコノミー型(限定カバー型)」を選んでいる場合は、水害も補償対象外になります。2026年9月に改めてチューリッヒの公式サイトで確認したところ、水害の補償有無はプランの型によって分かれると分かったので、ここは訂正しておきます。また、津波による水没は地震扱いになるため対象外という線引きは、両社共通です。ここは知らずに混同しやすいポイントだと感じました。
③ 自転車事故
両社とも「個人賠償責任補償特約」を自動車保険に付けることで対応でき、示談交渉も保険会社が代行してくれます。自分自身のケガをカバーする傷害特約もセットにすれば、単体の自転車保険に別で入る必要はなくなるようです。
3つとも、補償の仕組み自体は東京海上日動・チューリッヒでほぼ同じという結果でした。差が出るとすれば、保険料と、個人賠償責任の上限額(1億円か3億円かなど)くらいだと思います。
保険料の「相場」はあまり参考にならなかった
正直に書いておきます。ネットで保険料の相場を調べてみたのですが、サイトによって数字の開きが大きすぎて、あまり参考になりませんでした。
あるサイトでは「チューリッヒは車両保険ありで3万円台〜、東京海上日動は8万円台〜」という数字が出ていましたが、これは私が実際に見積もりで比較した「1万円以上の差」とはかなりズレています。おそらく比較の起点条件(等級・年齢条件・車種)がサイトごとにバラバラで、対等な比較になっていないのだと思います。
一般的な相場情報より、自分で複数社の見積もりを取って比べるほうが確実というのが、今回いちばんの学びでした。
他にも調べてみた保険会社――ソニー損保・SBI損保・東京海上ダイレクト
チューリッヒ以外にも、通販型で評価の高い保険会社をいくつか調べました。
- ソニー損保:走行距離に応じて保険料が変わる仕組み。年間の走行距離が短いほど有利。オリコン顧客満足度ランキング(ダイレクト型部門)で2年連続1位という評価でした
- SBI損保:保険料の安さに定評があり、価格.comの「保険料の満足度ランキング」で1位という評価でした
- 東京海上ダイレクト(旧イーデザイン損保):今回いちばん興味を持ったのがこちらです。実は東京海上日動と同じ東京海上グループの、ネット直販ブランドでした。ブランドの安心感はそのままに、代理店を通さないぶん保険料は抑えられる可能性があります。「東京海上グループ内での見直しです」と説明しやすいかもしれないので、次に見積もりを取ってみようと思っています
1社ずつ見積もりを取るのは正直手間なので、一括で複数社の見積もりを比較できるサービスも使ってみるつもりです。(以下は広告リンクです)
無料の自動車保険一括見積もりサービス実際に乗り換えました ― 見積りで気づいた3つの見落とし
2026年9月、実際にチューリッヒへ乗り換えました。 今の車(10年落ちのノア)の保険が10月上旬で切れるタイミングです。
結果は年6万円以上安くなりました。記事を書いた時点では「年1万円以上」と見ていたので、思っていたよりずっと大きな差でした。
ただし正直に書いておくと、まったく同じ条件どうしの比較ではありません。 前の契約は3年契約で、今回は1年契約です。車両保険の有無も同じとは限りません。「同じ補償で6万円下がった」とは言い切れないので、そこは差し引いて読んでください。
そして、見積り画面を1行ずつ見ていったら、危うく見落とすところだったものが3つありました。ここがいちばんお伝えしたい部分です。
見落とし① 弁護士費用の特約が「なし」になっていた
初期設定では、弁護士費用等補償特約が「なし」になっていました。気づかず進めるところでした。
調べて知ったのですが、もらい事故(自分に過失がまったくない事故)では、自分の保険会社は相手と交渉できません。 過失がない以上、保険会社には支払う義務がなく、代理で交渉する立場にないためだそうです。
つまり、相手が話し合いに応じないとき、自分で弁護士を立てることになります。 この特約は、そのときの費用を補償するものでした。
わたしは「あり」に変更しました。 保険料は上がりましたが、そのぶんインターネット割引の額も増えたので、負担は一部相殺されました。
見落とし② 個人賠償責任特約は、火災保険と重なっていた
こちらは逆に、付けなくてよかったものです。
自動車保険には「個人賠償責任特約」を付けられます。自転車で人にぶつかった、というような日常の事故を補償するものです。
ところが以前、賃貸の火災保険の証券を見直したときに、すでに個人賠償責任が3億円分ついていることが分かっていました。自動車保険側にも付けると同じ補償に二重でお金を払うことになります。
保険は1本ずつ見ていると、この重複に気づけません。 自動車・火災・生命をまとめて並べたときに初めて見つかりました。
見落とし③ 走行距離は、安くするより正確さを優先しました
見積りでは年間の予定走行距離を申告します。距離が短いほど保険料は安くなります。
ここで「短めに書けば安くなるのでは」と一瞬思ったのですが、実際より少なく申告していると、事故のときに問題になることがあると知り、やめました。
わたしは休日に遠出のドライブをよくするので、通勤ぶんだけで考えると足りません。車の走行距離計で、この1年でどれだけ走ったかを確認してから決めました。 ここは安さより正確さだと思います。
ついでに気づいた、細かい2つ
- 支払いは一括のほうが安い。月々分割は11回払いで初回だけ2ヶ月分なので、結局12ヶ月ぶん払う計算になり、一括より数千円高くなりました
- 紙の証券を「不要」にすると割引がある。初期設定は「必要」でした。契約内容はウェブでいつでも見られるので、変更しました
どちらも小さな金額ですが、初期設定のまま進めると取りこぼすところでした。
さいごに:見積り画面を1行ずつ見るだけで、見落としが3つ見つかりました
- 東京海上日動とチューリッヒ、地震・水害・自転車事故の補償の「仕組み」自体は大きく変わらない
- 差が出ているのは主に、代理店型か通販型かという流通構造の違い
- 保険料の一般的な相場情報はあまり当てにならず、自分で見積もりを比較するのが確実
- 「東京海上ダイレクト」のように、同グループのネット直販ブランドという選択肢もある
- 実際に乗り換えた結果、年6万円以上下がった(ただし契約年数などの条件は同じではない)
- 初期設定のままだと、弁護士費用の特約が外れたままになっていた
ディーラーに変更を止められたときは正直驚きましたが、調べてみると納得できる部分もありました。最終的にはチューリッヒへ乗り換えましたが、止められたおかげで内容を1行ずつ確認することになり、결果として見落としに気づけたという面はあります。
いちばんお伝えしたいのは、金額の話ではありません。 見積り画面を面倒がらずに1行ずつ見ると、付いていると思っていたものが付いていなかったり、二重になっていたりする、ということです。わたしは3つ見つかりました。
同じようにディーラーおすすめのまま自動車保険に入っている方の参考になればうれしいです。
※本記事は私が個人で調べた内容と実際の見積もり比較をまとめたもので、特定の保険会社の推奨や、個別の状況に応じた保険選びの助言を目的としたものではありません。補償内容・保険料・特約の条件は保険会社や契約条件によって異なり、変更されることもあります。掲載している情報は2026年8月〜9月時点で確認したものです。実際の契約にあたっては、各保険会社の最新の公式情報・見積書でご確認のうえ、ご自身の状況に合わせて判断してください。


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