「AIの時代に、子どもにはどんな資格を取らせればいいんだろう?」
先日、YouTubeでたまたま見かけたコラボ動画で「AI時代に取得すべき資格」というテーマを扱っていて、ふと気になりました。うちにも高校生と大学生の子どもがいるので、他人事とは思えなかったんです。
とはいえ、動画で名前が挙がっていた資格をそのまま鵜呑みにするのも違う気がして、実際にひとつずつ調べてみることにしました。受験料・合格率・難易度感まで、できるだけ具体的な数字で比較しています。同じように子どもの進路や資格のことで悩んでいる方の参考になればと思い、まとめておきます。
この記事でわかること
- ITパスポート・生成AIパスポート・G検定、3つの資格の違い
- どれから取るのがよさそうか、私が調べて出した結論
- AI時代の資格選びで気をつけたいこと
まず結論から:子どもに勧めるなら、まずITパスポートから
3つを調べ比べた結果、私の結論はこうなりました。
| 資格 | 主催 | 合格率の目安 | 難易度感 |
|---|---|---|---|
| ITパスポート | IPA(国家資格) | 約48.6%(2026年2月度) | 入門レベル。学習目安100〜180時間 |
| 生成AIパスポート | 生成AI活用普及協会 | 約79%前後 | ITパスポートよりやや専門寄り、G検定よりやさしい |
| G検定 | 日本ディープラーニング協会(JDLA) | 約77〜83% | 出題範囲が広いが、数学・プログラミング知識は不要 |
3つとも「専門資格」というより「ITやAIの基礎知識を証明する資格」という位置づけでした。その中でも、国家資格としての通りのよさと、いちばん基礎から学べる点を考えると、まずはITパスポートから始めるのが無難という結論です。
きっかけ:たまたま見たコラボ動画から
きっかけは、YouTubeでたまたま見かけたコラボ動画でした。「AI時代に取得すべき資格」というテーマで、いくつかの資格が紹介されていました。動画の内容をそのまま書き写すことはしませんが、そこで名前が挙がっていた資格が気になって、自分で調べ直してみることにしました。
うちにも高校生と大学生の子どもがいます。まだ本人たちは資格について具体的に考えている様子はありませんが、「AIの時代に何を取っておくと良さそうか」を親のほうで先に調べておくのは、悪くないと思いました。
①ITパスポート――まずここから
ITの基礎知識を問う国家資格で、IT系資格のなかではもっとも入門レベルに位置づけられています。
- 合格率:約48.6%(2026年2月度)
- 学習の目安:100〜180時間程度
- 出題範囲:経営戦略・財務などの「ストラテジ系」、プロジェクト管理などの「マネジメント系」、ネットワーク・セキュリティなどの「テクノロジ系」の3分野
- 近年はAI・機械学習・ディープラーニングに関する基礎用語も出題範囲に含まれるようになった、という点が今回いちばんの発見でした
国家資格なので、就職・進学での通りがよく、「まず何か1つ」というときの候補として無難だと感じました。
②生成AIパスポート――生成AIそのものを知る資格
生成AIの基本的な仕組みや活用事例、コンプライアンスの基礎知識を問う資格です。
- 受験料:11,000円(学生は5,500円)
- 合格率:70〜80%程度で推移(直近は78.84%)
- 難易度感:ITスキル標準(ITSS)でレベル1〜2相当。数学的な計算や専門的なプログラミング知識は問われないとのことでした
ITパスポートより対象が「生成AI」に絞られている分、ChatGPTのような生成AIを実際に使う場面を想定した内容が中心のようです。すでにAIを日常的に使っている子には、こちらのほうがイメージしやすいかもしれません。
③G検定――AIの「仕組み」まで踏み込む資格
日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する、AIの基礎知識を体系的に問う資格です。3つの中ではいちばん専門寄りに感じました。
- 受験料:13,200円
- 合格率:約77〜83%
- 難易度感:出題範囲がAI基礎・機械学習・法律・倫理まで幅広く、試験時間も短めでスピードが求められる。ただしプログラミングスキルや高度な数学の知識は必須ではないため、文系でも挑戦しやすいとされています
「AIを使う」だけでなく「AIの仕組みを理解している」ことを証明したい場合に向いていそうです。3つの中では、いちばん進学・就職後の専門分野に近い立ち位置だと感じました。
AI時代の資格選びで気をつけたいこと
調べていくなかで、資格そのものより大事だと感じたことが2つありました。
- 資格を取っただけで終わらせない。「知識(資格の勉強)」と「実践(実際に使ってみる)」を行き来することが大事、という論調が複数のサイトで共通していました
- AIが代替しにくいのは、対人業務・個別の判断力・現場の身体作業という指摘も目立ちました。今回の3資格は、あくまで「基礎知識の証明」であって、それだけでキャリアが決まるものではなさそうです
うちの子どもたちには、いきなりG検定を勧めるより、まずはITパスポートで土台を作ってから、興味に応じて生成AIパスポートやG検定に進む、という順番が現実的だと感じました。
さいごに:まずはITパスポートから、興味に応じて広げる
- ITパスポート・生成AIパスポート・G検定は、どれも「専門資格」というより「AI・IT基礎知識の証明」
- 国家資格としての通りのよさを考えると、まずはITパスポートから が無難
- 生成AIそのものに興味があれば生成AIパスポート、仕組みまで理解したいならG検定、と興味に応じて広げるのが現実的
- 資格は取って終わりではなく、実際に使ってみることとセットで考えたい
まだうちの子どもたちがどれかを受けると決まったわけではありませんが、親として先に調べておいてよかったと思っています。同じように子どもの進路や資格のことで悩んでいる方の参考になればうれしいです。
※本記事は個人で調べた内容をまとめたもので、特定の資格の取得を推奨したり、個別の進路選択に助言したりすることを目的としたものではありません。受験料・合格率・出題範囲などの情報は2026年8月時点で確認したものです。最新の情報は各資格の公式サイトでご確認ください。


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