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「メールアドレスが何個もあって、どれが本命か分からない。古いほうは、どうしたらいいの?」
最近、フィッシング詐欺や、情報の流出のニュースが続いています。パスワードの使い回しをやめる、2段階認証を入れる、など、やることはいろいろありますが、意外と後回しになりやすいのが、メールアドレスの整理です。
わたしも、いまGmailに集約している途中です。進めながら分かったことは、あとで書き足します。両学長のライブ(2026年10月17日のライブ)でも、メールアドレスをGmailに集約することが取り上げられていました。この記事は、そのやり方を、公式のヘルプで確かめられる範囲で、パソコンに慣れていない方にも分かるようにまとめた、調べた記事です。
同じように、メールアドレスの整理で止まっている方の参考になればと思い、まとめておきます。
この記事でわかること
- メールをGmailに集約する、4つの手順(全部のサイトを変えなくてよい理由)
- 公式で確かめたこと(Googleの説明、フィッシングの報告状況、iPhoneで古いメールを受信しない方法)
- Gmailに変えても防げないことと、確認できなかったこと
- まず結論:集約の手順は4つ。全部のサイトを変えず、重要なものから。古いメールは、解約より先に「受信しない」設定に
- なぜGmailなのか ― Googleの説明と、フィッシングの報告状況(2026年7月)
- 手順① 新しいGmailを1つ取る ― まず1つでよい
- 手順② 重要なサービスから、登録メールを新しいGmailに変える ― 全部は変えなくていい
- 手順③ 「再設定用のメールアドレス」を設定する ― Googleの公式ヘルプで確かめた手順
- 手順④ 古いメールを、スマホで受信しないようにする ― iPhoneの公式の手順
- 集約したあとにやること ― Googleアカウント自体を守る
- 確認できなかったこと、正直に書く気になるところ
- さいごに:メールのGmail集約は4手順 ― 重要なものから変えて、再設定用メールを設定し、古いメールはスマホで受信しない
まず結論:集約の手順は4つ。全部のサイトを変えず、重要なものから。古いメールは、解約より先に「受信しない」設定に
| 手順 | やること | ひとことで |
|---|---|---|
| ① | 新しいGmailを1つ取る(すでにあれば、それでよい) | まず1つでよい |
| ② | 銀行・証券・カードなど、重要なサービスから、登録メールを新しいGmailに変える | 全部は変えない |
| ③ | Googleアカウントの「再設定用のメールアドレス」を設定する | ログインできなくなったときの保険 |
| ④ | 古いメールを、スマホやメールアプリで受信しない設定にする(解約はあわてない) | 見える所に置かない |
「なぜGmailなのか」「Gmailにすれば安全なのか」は、次の章で、公式の情報をもとに書きます。先に書いておくと、Gmailに変えても、フィッシングメールがゼロになるわけではありません。
なぜGmailなのか ― Googleの説明と、フィッシングの報告状況(2026年7月)
Googleは、公式ブログ(2025年9月11日)で、「Google のセキュリティ機能は、フィッシングやマルウェアの試みの 99.9% 以上をブロックし、ユーザーを保護しています」と説明しています(Google Workspace ブログ)。ただし、これはGoogle自身が公表した数字で、第三者が確かめたものではありません。また、このブログは、パスキーのような安全なパスワードの代替手段を使うことも、すすめています。
一方で、フィッシングの報告は、なくなっていません。フィッシング対策協議会の2026年7月の報告では、次のとおりでした。
- 報告件数は66,119件(6月より6,251件減)
- 報告の大半はメールによるもの。SMSから誘導する手口は、報告数が少ない状態が続くが、カード会社や宅配便の不在通知をよそおう文面が届いている
- ブランド別では、Amazonが約37.0%、Appleが約11.8%、セゾンカードが約7.7%
- 協議会の注意喚起:「入力する前に一度立ち止まり、本当に必要な手続きなのかを確認してください」
つまり、メールアドレスをGmailにまとめるのは、「偽メールが届きにくい入口にそろえる」ための工夫の一つであって、これだけで守れるわけではありません。メールやSMSのリンクを開かず、公式アプリやブックマークから確認する習慣も、あわせて必要です(フィッシング対策の記事に書いています)。
なお、iCloudメールやYahoo!メールなど、Gmail以外のメールが「危険」という意味ではありません。両学長のライブでは、Gmail以外は迷惑メールやフィッシングが多いので、Gmailにそろえる、という考え方が紹介されていました。ここでは、あくまで一つの考え方として紹介します。
手順① 新しいGmailを1つ取る ― まず1つでよい
すでにメインで使っているGmailがあれば、新しく取る必要はありません。これから新しく作る場合は、Googleアカウントを作成します。
アドレスを、個人用と仕事用で、2つに分けるかどうかは、人によります。両学長のライブでは、「まずは1つから。足りなくなったら増やす」という考え方が紹介されていました。わたしも、まずは1つで進めています。
手順② 重要なサービスから、登録メールを新しいGmailに変える ― 全部は変えなくていい
いきなり、登録している全部のサイトを変えようとすると、途中で止まります。困るものから順に変えるのが現実的です。目安は、次のとおりです。
| 優先度 | サービスの種類 | 理由(わたしの考え) |
|---|---|---|
| 高 | 銀行・証券・クレジットカード | お金に直接つながるため |
| 高 | Googleアカウント・Appleアカウント | ほかのサービスの「再設定メール」の届き先になりやすいため |
| 高 | SNS(X・Instagramなど) | 乗っ取られると、友人への成りすましなど、被害が広がりやすいため |
| 中 | よく使う通販・ポイント・公共料金 | 使う頻度が高く、メールが届くため |
| 低 | ほとんど使っていないサイト | あとで、必要になったときに変える |
変更のやり方は、サービスごとに違います。多くは、ログイン後の「アカウント設定」「登録情報」などの中にあります。変更すると、新しいメールアドレスに確認のメールが届くことが多いので、その案内に従います。
変えたあとは、サービス名と、変えた日を、メモしておくと、あとで迷いません。パスワード管理ソフトに、メールアドレスの欄があれば、そこも直します(パスワード管理ソフトの記事)。
手順③ 「再設定用のメールアドレス」を設定する ― Googleの公式ヘルプで確かめた手順
Gmailにまとめるほど、そのGoogleアカウントに入れなくなったときの影響が大きくなります。そこで、パスワードを忘れたときなどに使う「再設定用のメールアドレス」を、設定しておきます。Googleの公式ヘルプでは、次の手順です。
- Googleアカウントのページを開く
- 「セキュリティとログイン」を選ぶ
- 「Googleにログインする方法」の中の「再設定用のメールアドレス」を選ぶ(ログインを求められることがあります)
- 画面の案内に従って、メールアドレスを追加する。変更や削除は、メールアドレスの横の編集・削除のアイコンから
公式ヘルプに書かれていた注意は、次のとおりです。
- ログインに使っているメールアドレスとは異なるものを選ぶ
- 変更しても、変更後7日間は、以前の宛先にコードが送られることがある
- 職場や学校のアカウントは、この手順で復元できないことがあり、管理者への問い合わせが案内されている
両学長のライブでは、「予備のメールアドレスとして、Gmailをもう1つ取っておくと便利」という考え方が紹介されていました。ただ、この公式ヘルプのページには、再設定用にGmailのアドレスを使えるかどうかは、書かれていませんでした。設定の画面で、使えるかを確認してください。
手順④ 古いメールを、スマホで受信しないようにする ― iPhoneの公式の手順
古いメールアドレスを、すぐに解約する必要はありません。解約すると、病院や行政など、あとから使うサービスの連絡が届かなくなるかもしれないからです。そこで、まずは、スマホやメールアプリで、受信しない設定にします。「集約したのに、古いメールも毎日開いている」のでは、意味が薄れるためです。
iPhoneの場合、Appleの公式のユーザガイドでは、次の手順です(iOSのバージョンによって、画面の言葉が少し違うことがあります)。
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」をタップして、「メール」をタップ
- 「メールアカウント」をタップして、オフにするメールアカウントをタップ
- iCloudメールの場合は「このiPhoneで使用」をオフ。ほかのメールの場合は「メール」をオフ
メールアカウントを「削除」することもできます(「サインアウト」または「アカウントを削除」)。ただし、公式のガイドによると、この操作で、iPhoneからメールアカウントが消えるだけで、メールアカウントがキャンセルされるわけではありません。完全に消すには、メールのサービス会社の側で手続きが必要です。あとで考えが変わったら、メールアカウントを追加し直すこともできます。
Androidや、パソコンのメールソフト、各メールサービスの画面は、機種やバージョンで違うため、この記事では書いていません。それぞれの公式ヘルプで確認してください。
古いメールの転送は、おすすめされていませんでした(両学長のライブでの説明)。古いメールを生かし続けることになり、そこに届くフィッシングメールも、新しい宛先に転送されてしまうためです。
なお、受信しない設定にした古いメールは、たまに見る日を決めておくと、安心です(これはわたしの考えです)。
集約したあとにやること ― Googleアカウント自体を守る
メールをGmailにまとめると、Googleアカウントが、これまで以上に大事な鍵になります。次の対策も、あわせてしておくと安心です。
- パスワードの使い回しをやめる(変える順番の記事)
- パスワード管理ソフトを使う(登録の手順の記事)
- 2段階認証や、パスキーを設定する(Googleも、パスキーなどの利用をすすめています)
- 流出のニュースが出たときの確認の仕方を知っておく(対処法の記事)
さらに強くしたいなら ― 物理的な「セキュリティキー」という方法もあります
Googleの公式ヘルプ(2 段階認証プロセスにセキュリティ キーを使用する)によると、FIDO1またはFIDO2のセキュリティキーは、2段階認証の2つ目の手順に使えます。パスキーを作るには、キーがFIDO2に対応している必要があります。キーの種類は、端末に内蔵されたもの、Googleストアで買えるTitanセキュリティキー、販売店で買える互換製品の3通りです。また、紛失しても入れるように、別の本人確認方法も追加しておくよう、すすめられています。
わたしは、セキュリティキーを使っていません。公式ヘルプと、Amazonの評価を調べただけです。ここまでの4つの手順だけでも、集約の目的は果たせるので、買う必要はありません。もし試すなら、次の商品が、2026年10月25日のAmazonの検索結果で、評価4.4(2,064件)でした。商品名には「FIDO2/U2F対応」と書かれていますが、実際に自分のアカウントで使えるかは、買う前に、Googleの公式ヘルプと商品ページで確認してください(評価と件数は、変わります)。
商品ページ(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で、対応の表記や仕様を確認できます。
確認できなかったこと、正直に書く気になるところ
- 「集約するだけで、フィッシングの9割が防げる」という数字:ライブで話されていましたが、根拠となる資料は確認できませんでした。この記事には、その数字は書いていません
- Googleの「99.9%以上」:Google自身の公表で、第三者の確認は、わたしは見つけられていません
- 再設定用のメールにGmailを使えるか:公式ヘルプのページに明記がなく、確認できていません
- Androidや、パソコンのメールソフトの手順:確認していません
- セキュリティキーの使い心地:使っていないので、書けません。FIDO2対応は商品名の表記で、実機での確認はしていません。評価・件数はAmazonの表示で、第三者が確かめたものではありません
- わたしの集約の進み具合:いまは途中です。実際にやって分かったこと(変更できなかったサービスなど)は、分かりしだい書き足します
この記事には、セキュリティキーのカード(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングへのリンク)が1つ入っています。買ってもらうための記事ではなく、手順の記事です。Google、Apple、Yubicoとは関係のない、個人の非公式なブログです。
さいごに:メールのGmail集約は4手順 ― 重要なものから変えて、再設定用メールを設定し、古いメールはスマホで受信しない
- ①新しいGmailを1つ取る(すでにあれば不要)
- ②銀行・証券・カード・Google・Apple・SNSなど、重要なものから登録メールを変える(全部は変えない)
- ③Googleアカウントの「再設定用のメールアドレス」を設定する
- ④古いメールは解約を急がず、スマホで受信しない設定にする
全部を一気にやる必要はありません。まず、困るものを、1つずつ。同じように、メールアドレスの整理で迷っている方の参考になればうれしいです。
※本記事には、アフィリエイト広告(もしもアフィリエイト)を含みます。※内容は、Google Workspace公式ブログ(2025年9月11日)、Googleアカウントヘルプ(再設定用のメールアドレス)、Appleの公式ユーザガイド(iPhoneのメールアカウント)、フィッシング対策協議会の2026年7月の報告を、2026年10月25日に読んで、わたしの言葉でまとめたものです。画面の表示や手順は、変わることがあります。最新の情報は、各社の公式ヘルプでご確認ください。「両学長」のライブの内容は、題名への言及と、一つの考え方としての紹介にとどめています。本ブログは、Google・Apple・リベラルアーツ大学とは関係のない、個人の非公式なブログです。記事内の名称は、各社の商標または登録商標です。本記事は個人が調べた内容と、個人の体験(途中)をまとめたもので、特定のサービスの推奨や、個別の状況に応じた助言を目的としたものではありません。設定の変更は、ご自身の責任で行い、最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて行ってください。


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