「ソースネクストの情報漏洩のニュースを見て、パスワードの使い回しが気になってきた。パスワード管理アプリって、私に必要なんやろうか?」
私(わたし)は、覚えきれなくて、同じパスワードを使い回しているものがあります。ニュースを見て、「管理アプリを入れるべきか、今のままでいいのか」と、迷いました。
そこでこの記事は、使った感想ではなく、「調べた記事」です。ソースネクストの公式の発表と、IPA・総務省・Google・Apple・1Passwordの公式ページを読んで、「必要かどうか」を、自分で決めるための質問に整理しました。
同じように、「必要かな、どうしようかな」と迷っている方の参考になればと思い、まとめておきます。
(私は、1Passwordにまだ登録していません。使った感想は書けません。ニュースの数字は、ソースネクストの公式FAQ(2026年10月16日確認)のものです。調査中の部分もあります)
この記事でわかること
- ソースネクストの件で、公式に確認できたこと
- 管理アプリが必要かどうかを決める、3つの質問(標準機能で足りる場合も)
- 必要かどうかに関係なく、まずやること(Gmailのパスワード変更と2段階認証)
- まず結論から ― 「必要か」は3つの質問で整理できる。私は、まずGmailから
- ソースネクストの件 ― 公式FAQで確認できたこと(最大22,519,960件)
- なぜ使い回しが危ないのか ― 漏れたパスワードで、ほかのサービスに入られる手口がある
- 必要かどうかに関係なく、まずやること ― Gmailのパスワード変更と2段階認証(パソコン)
- まず無料で確認する ― スマホ・ブラウザの標準機能で、使い回しが何件あるか分かる
- 1Passwordが向くかを考える ― 公式の料金、始め方、よい点・注意点(登録はこれから)
- 正直に書く「気になるところ」― 私はまだ、登録していません
- さいごに:「必要か」は3つの質問で考える。私は、まずGmailのパスワード変更と2段階認証から
まず結論から ― 「必要か」は3つの質問で整理できる。私は、まずGmailから
| 質問 | 「はい」のとき | 「いいえ」のとき |
|---|---|---|
| ① 使い回しているパスワードが、ある? | 直す仕組みが必要。管理アプリか、スマホ・ブラウザの標準機能を使う | 今の方法を続けながら、メールだけは強くしておく |
| ② 家族や、複数のスマホ・パソコンで、同じものを使いたい? | 1Passwordは、「すべてのデバイスで利用」「家族と共有」と説明されている | 標準機能で足りる可能性がある(お使いの機種で確認) |
| ③ 月額のお金を払って、マスターパスワードなどを、自分で守れる? | 管理アプリを試す価値がある(14日間の無料お試しあり) | 標準機能から始める。無料でできる |
私は、①が「はい」でした。②と③は、これから考えます。どの場合も、いちばん大事なメール(Gmail)のパスワード変更と2段階認証は、先にやるのがよさそうだと、調べて思いました。
なお、この3つの質問で、必要かどうかが決まるわけではありません。考えるための、目安のひとつです。また、Gmailから始めるのは、私が取り組む順番です。ソースネクストの会員だった人や、同じパスワードを使い回しているサービスは、あとで、順番に、別のパスワードに変えていきます。
IPAは、パスワードを「できるだけ長く」「複雑で」「使い回さない」ものにすること、さらに「多要素認証」の設定を、すすめています。
ソースネクストの件 ― 公式FAQで確認できたこと(最大22,519,960件)
ソースネクストの公式FAQ「情報漏洩に関するよくあるご質問」(2026年10月16日確認)から、分かることを整理しました。
| 項目 | 公式FAQの内容 |
|---|---|
| 発覚 | 2026年10月13日。外部の第三者による、サーバーへの不正アクセス |
| 公表 | 2026年10月15日。個人情報保護委員会へも、同日に報告 |
| 件数 | 流出した可能性のある個人情報は、22,519,960件 |
| 対象 | 2026年10月13日13時36分までに、ソースネクストに会員登録していた人 |
| 項目 | メールアドレス、パスワード、氏名、住所、電話番号、生年月日など(人によって、項目は違う) |
| カード情報 | 対象のシステムでは保有しておらず、流出の対象には含まれない |
| 会社の対応 | 弱点を修正し、パスワードをリセット。対象の人へは、10月15日から、メールや郵送で連絡 |
会員だった方は、案内のメールの手順で、パスワードを変更します。同じパスワードを、ほかのサービスでも使っていた場合は、そちらも変更が必要だと、報道でも呼びかけられています。メールの案内を装った、偽のメールにも、注意が必要です。(偽メールについては、フィッシング詐欺から守る方法の記事に、まとめました)
調査は続いていて、外部の専門機関による調査の準備も進めている、と書かれています。最新の情報は、公式のお知らせで確認してください。
会員だったか、分からないとき
公式FAQには、対象になった可能性のある人には、10月15日以降、順次、案内のメールを送っている(メールアドレスの登録がない人には、書面で郵送する予定)と書かれています。受信箱と、迷惑メールのフォルダに、案内が来ていないか、確認します。
ただし、偽のメールが紛れ込む可能性もあります。メールの中のリンクから入るのではなく、ソースネクストの公式サイトを、自分で開いて、お知らせを確認するほうが、安心だと思います(私の考えです)。会員だったか思い出せないときは、メールの検索欄に「ソースネクスト」と入れて、過去のメールを探す方法もあります。
なぜ使い回しが危ないのか ― 漏れたパスワードで、ほかのサービスに入られる手口がある
総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」には、漏れたIDとパスワードで、ほかのサービスへの不正ログインを試す攻撃の手口が知られている、と書かれています。重要な情報を扱うサービスで、使い回しのパスワードを使っていると、別のサービスから漏れたときに、第三者に入られる可能性があります。
また、総務省は、「定期的に変更する」よりも、「サービスの間で使い回しのない、固有のパスワード」を設定することが、求められるとしています。
つまり、大事なのは、パスワードを何度も変えることではなく、サービスごとに、違うものにすることのようです。
必要かどうかに関係なく、まずやること ― Gmailのパスワード変更と2段階認証(パソコン)
「全部を直すのは、大変そう」と感じるのは、自然だと思います。私も、そう感じました。そこで、いちばん大事なメール(Gmail)だけを、最初に直す予定です(調べた手順です)。メールは、ほかのサービスの「パスワードを忘れた」の入口になるためです。
① パスワードを変える

② 2段階認証を付ける

IPAは、多要素認証を使っていれば、IDとパスワードを不正に使われても、それだけではログインできないので、不正ログインの防止に効果がある、と説明しています。
スマホ(iPhoneやAndroid)の場合の手順は、Googleのヘルプの、スマホ版のページに書かれています。画面の表示は、変わることがあります。
まず無料で確認する ― スマホ・ブラウザの標準機能で、使い回しが何件あるか分かる
総務省は、サービスごとに違う安全なパスワードを覚えるのは大変なので、パスワード管理ツールを使うことも推奨されると、書いています。スマホやブラウザの標準機能、専用のアプリが、例として挙げられています。管理アプリを買う前に、標準機能で、今の状態を見ることができます。
- Chrome・Googleのパスワード マネージャー:「チェックアップ」で、保存したパスワードのうち、弱いもの・漏えいの可能性があるもの・使い回されているものを、確認できます(Googleのヘルプ)
- iPhone:iOS 17以前は、「設定」→「パスワード」→「セキュリティに関する推奨事項」で、使い回し・弱い・漏えいのパスワードを確認できます。iOS 18以降は、「パスワード」アプリです(Appleのサポート)
どちらも、結果を見るだけで、何も変わりません。使い回しが何件あるかを知ると、①の質問に答えやすくなります。標準機能で足りるなら、お金はかかりません。
標準機能と1Passwordの違い(公式の記載・2026年10月16日確認)
| 項目 | 標準機能(Google・Apple) | 1Password |
|---|---|---|
| Windowsで使う | Google:Googleアカウントでログインした端末で使える/Apple:「Windows用iCloud」で、パスワードアプリやブラウザ拡張機能(Chrome・Edge・Firefox)から使える(2ファクタ認証などの条件あり) | Windows用のアプリ・ブラウザ拡張機能がある |
| Androidで使う | Google:使える/Apple:Android向けの公式な案内は、私は確認できませんでした | Androidアプリがある |
| 家族との共有 | Apple:「共有パスワードグループ」で、家族などと、パスワードを共有できる(iOS 17以降などの条件あり)/Google:(私は、公式ページで確認できていません) | Familiesプランで、共有の保管庫が使える |
| 使い回しの確認 | Google:チェックアップ/Apple:セキュリティに関する推奨事項 | Watchtower |
つまり、標準機能も、思ったより、複数の端末で使える場合があります。どちらが「安全」かを、公式の説明だけで決めることは、できないと考えています。使う端末の組み合わせで、条件が変わります。
1Passwordが向くかを考える ― 公式の料金、始め方、よい点・注意点(登録はこれから)
質問②③が「はい」なら、1Passwordは、候補のひとつです。公式の情報(2026年10月16日確認)を、整理しました。どれも1Password自身の説明で、私が使って確かめたことではありません。
個人プランと家族プラン(公式・ドル表示)
| 個人(Individual) | 家族(Families) | |
|---|---|---|
| 月額(年払い・現在の価格) | $2.99(通常$3.99) | $4.49(通常$5.99) |
| 使える人数 | 1人 | 5人 |
| 家族向けの機能 | — | 最大5人まで招待、保管庫の共有(無制限)、管理者のコントロール |
| お試し | 14日間無料(クレジットカード不要) | 14日間無料(クレジットカード不要) |
「現在の価格」は、新規で、公式サイトから直接契約した人の、最初の12か月だけです。日本円の価格は、確認できませんでした。
始め方(個人プラン)

登録の手順を、もう少し詳しく調べた記事は、1Passwordの始め方の記事に、まとめました。申し込みは、公式サイト(1password.com)で行います。メールで届く確認のあと、「アカウントパスワード」を決めて、「Emergency Kit」を保存します。パスワードやシークレットキーは、人に見せず、ブログやLINEにも貼らない、と決めておきます。
よい点(公式の説明)
- 二重の鍵で守る仕組み:保管庫は、「アカウントのパスワード」と「シークレットキー」を組み合わせて暗号化します。1Passwordは鍵を持たない「ゼロ知識」の設計と説明されています
- Watchtower:漏えいが報告されたサイト、弱いパスワード、パスキーに対応しているサイトを知らせてくれます。漏えいの確認には、Have I Been Pwnedと連携している、とされています
- 家族プランの仕組み:家族一人ひとりに、本人だけが開ける保管庫があり、共有したいものだけを共有の保管庫に入れられます。管理者は、アカウントの復旧を手伝えますが、ほかのメンバーの個人の保管庫の中身は見られない、と説明されています
- トラベルモード:国境を越える前に、端末から機密データを取り除き、到着後に戻せる機能です
- 第三者の監査:SOC 2 Type 2(セキュリティと可用性)の認証を取得し、2018年以降の評価で「無限定適正意見」を得ている、と公式に書かれています。ペネトレーションテスト(侵入テスト)も、定期的に監査人に依頼している、とされています
注意点
- 無料プランは、ありません。14日間の無料お試しが終わると、48時間以内に最初の請求書が出る、と公式サポートに書かれています。お試しの期間中に解約すれば、請求されません。支払い後の返金は、できない、と書かれています(公式の返金ポリシー)
- 料金は、ドル表示です。日本円の価格は、確認できませんでした
- 忘れたときの復旧には、事前の準備が大切です。アカウントのパスワードとシークレットキーは、1Passwordが持っていないため、1Passwordが代わりに再設定することはできません。公式サポートには、Emergency Kitにパスワードを書き込んでおく、リカバリーコードを事前に作っておく、家族プランなら管理者に復旧してもらう、といった方法が書かれています。方法は、アカウントの種類や、事前の準備によって、変わります。家族の復旧を行うには、管理者の権限が必要です
- 過去の事案:2023年に、Oktaというサービスへの攻撃に関連して、1Passwordの社内で不審な活動が見つかりました。1Passwordは、利用者のデータには影響がなかった、と発表しています(1Password自身の発表です)
- 管理アプリそのものへのリスクの指摘は、一般論としてあります。総務省は、マスターパスワードやスマホのロックで、守る必要がある、としています
正直に書く「気になるところ」― 私はまだ、登録していません
- 私は、1Passwordにまだ登録していません。使い心地や、続けやすさは、書けません。登録して使ってみたら、この記事に、体験を追記する予定です
- 「必要か」は、人によって違います。この記事の質問は、私が調べて整理した目安で、あなたの状況に合わせた助言ではありません
- 価格は、変わります。ドル表示で、為替や、契約時の表示・決済の条件によって、実際の請求額は変わる可能性があります
- 購入先は、よく確認します。1Passwordは、国内の販売店でも売られていますが、今回のソースネクストの件は調査が続いているので、購入先の最新の案内を、確認してください
- パスワードを、人に教えない・書いて残さない。家族に残すときは、「どこにあるか」だけを伝える考え方があります(もしもの時の準備の記事にも、書きました)
- 家族のための復旧は、公式が4つをすすめています。1Passwordの公式サポート(2026年8月17日公開)の「家族の復旧計画」には、①家族オーガナイザー(家族の管理役)を複数にする、②Emergency Kit(登録時に作られる、復旧用の書類)を保存する、③リカバリーコードを作る、④誰がオーガナイザーかを、家族に伝える、の4つが書かれていました。1Passwordは、利用者のパスワードやSecret Key(秘密の鍵)にアクセスできず、復旧もできない、とも書かれています。Emergency Kitの保管場所の例として、公式サポートの別のページには、耐火金庫や、暗号化したUSBメモリが挙がっていました。わたしはまだ登録していないので、実際には試していません。両学長は、10月26日の朝のライブで、本人に何かあったとき入れなくなるのは、1Passwordを入れていなくても同じ、という見方も話していました(一つの考え方としての紹介です)
さいごに:「必要か」は3つの質問で考える。私は、まずGmailのパスワード変更と2段階認証から
- ソースネクストの件は、公式FAQで、最大22,519,960件。パスワードも対象で、カード情報は対象外と書かれている
- 3つの質問:①使い回しがある? ②家族や複数の端末で使いたい? ③月額を払って、自分で守れる?
- まず、スマホやGoogleの標準機能で、使い回しが何件あるか、無料で確認できる
- 1Passwordは、14日間の無料お試しがあり、終わると48時間以内に最初の請求書が出る。私はまだ登録していないので、体験は、登録後に追記する予定
私も、まだ全部は直せていません。そこで、「必要かどうかは、そのあとで考える。今日は、Gmailだけ」と決めました。
同じように、必要かどうか迷っている方の参考になればうれしいです。
※ソースネクストの件の数字・内容は、ソースネクストの公式FAQ「情報漏洩に関するよくあるご質問」(2026年10月16日確認)によります。調査中の内容は、今後、変わることがあります。1Passwordの料金・機能は、1Passwordの公式ページ(2026年10月16日確認)によります。手順は、Googleアカウントヘルプ・Appleサポート・1Passwordサポートの記載(2026年10月16日確認)によります。画面の表示や名前は、変わることがあります。出典:ソースネクスト 情報漏洩に関するよくあるご質問/IPA 不正ログイン対策特集ページ/総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト/Google アカウント ヘルプ(パスワードの変更)/Google アカウント ヘルプ(2段階認証プロセス)/Google Chrome ヘルプ(パスワードの管理)/Apple パスワードのセキュリティに関する勧告/1Password 個人・家族向けの料金/1Password セキュリティの原則と特徴/1Password サポート Get started with 1Password/1Password サポート 請求について/1Password サポート 返金ポリシー/Apple Windows用iCloud パスワードの設定/Google パスワード マネージャーを使ってみる。本記事は個人の調べた内容をまとめたもので、特定のサービスの推奨や、個別の状況に応じた助言を目的としたものではありません。不安があるときは、各サービスの公式の案内や、専門の窓口に相談し、最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて行ってください。
※追記(2026年10月26日):1Passwordの公式サポート「家族の復旧計画」(2026年8月17日公開)と、アカウントの回復に関するサポートページを、2026年10月26日に確認しました。画面の表示や名前は、変わることがあります。最新の情報は、1Passwordの公式サポートでご確認ください。


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