【公式で確認】iCloudキーチェーンから1Passwordに乗り換えても、パスキーは移らない ― 移行できるのはパスワードだけ、パスキーは各サイトで作り直し(2026年11月時点)

パスキーは移らない 移行できるのはパスワードだけ 1Passwordを公式で確認 暮らしとお金

「iCloudキーチェーンから1Passwordに引っ越したい。パスキーも、そのまま移せるの?」

「iCloudのパスワードを消してしまって、サイトに入れなくなったらどうしよう。」

リベ大の両学長のライブ(2026年11月2日朝)で、「iCloudキーチェーンから1Passwordへ移して、iCloudはパスキー以外を削除する流れでいいですか?」という質問がありました。答えは「それでいいと思います」でした。私(わたし)は、ここが気になって、パスキーが本当に移るのか、1Passwordの公式サポートで確かめてみました。

(この記事は、実際に調べた記事です。ライブの話は公式の情報ではないので、「ライブの話」として分けて書きます。私は、紹介する操作を、まだ自分の画面で試していません。画面の表示は、変わることがあります)

同じように、iCloudキーチェーンから1Passwordへの引っ越しを考えている方の参考になればと思い、まとめておきます。

この記事でわかること

  • 1Passwordの移行機能で、移るもの・移らないもの(公式サポートで確認)
  • パスキーを書き出せるアプリと、各サイトで作り直す必要があるとき
  • iCloud側を削除する前に、確かめたいこと(削除は元に戻せません)

まず結論:移行機能で移るのは「パスワードだけ」 ― パスキーは移らないので、各サイトで作り直す

テーマライブの話公式で確認できたこと
iCloudから1Passwordへの移行パスキーは1Passwordへ移してよい、という流れ移行できるのはパスワードのみ。パスキー、カード、住所は移行されない
パスキーの書き出し(話題に出ていない)書き出せるのは、1PasswordのiOSアプリとAndroidアプリだけ。デスクトップからは、各サイトで新しいパスキーを作り直す
iCloud側の削除パスキー以外を削除する流れでよい削除は完全に行われ、元に戻せない。削除前に、すべて1Passwordに入っているか確認する
削除しないとどうなる?(話題に出ていない)Safariの内蔵パスワード管理をオフにしても、保存済みのパスワードを入力し続ける
パスキーを2か所に置く重要なものは2か所に置く作り直したパスキーは、1Passwordとは別の場所にも保存するよう案内がある。同じサイトで複数のパスキーを作れるかは、確認できず

出典は、各見出しの下に書いています。1Passwordの自動ロックや、パスワードの定期変更については、別の記事にまとめています。


移行機能で移るのは「パスワードだけ」 ― 公式サポートに、はっきり書かれていた

1Passwordの公式サポート「Move your iCloud Passwords from Safari to 1Password」(ページの公開日は2026年8月17日)には、次のように書かれていました。

  • iCloudのパスワードをSafariから1Passwordに移せる。ただし、移行されるのはパスワードだけ
  • クレジットカード、住所、パスキー、そのほかの情報は、移行されない(Safariに保存したカードや住所は、1Passwordに手で入れ直す)
  • 書き出しは、Safari 15以降のMacかiOSで行う。Windowsからは書き出せない
  • 流れは、①書き出す ②1Passwordで取り込む ③書き出した(暗号化されていない)ファイルを削除する ④Safariの内蔵パスワード管理をオフにする ⑤iCloud側のパスワードを削除する

出典:1Password公式サポート「Move your iCloud Passwords from Safari to 1Password」(2026年11月2日に確認)

つまり、ライブの質問の「iCloudから1Passwordに移して、パスキー以外を削除」という流れは、パスキーの部分で、そのままでは成り立たないようです。パスキーは移らないので、別に対応が必要です。


パスキーの書き出し:できるのはiOSとAndroidのアプリだけ ― デスクトップは作り直し

1Passwordの公式サポート「How to export your data from the 1Password apps」(公開日2026年9月3日)には、次のように書かれていました。

  • 現時点で、パスキーを書き出せるのは、1PasswordのiOSアプリとAndroidアプリだけ
  • Mac・Windows・Linuxのデスクトップアプリでデータを書き出す場合は、パスキーを保存していた各サイトで、新しいパスキーを作り直す必要がある
  • 作り直したパスキーは、1Passwordとは別の場所(端末に標準で入っているパスキー管理など)に保存するよう、案内されている
  • 各サイトでの作り直しの、具体的な操作は、このページには書かれていなかった

出典:1Password公式サポート「How to export your data from the 1Password apps」(2026年11月2日に確認)

この記述は、1Passwordからほかの場所へ引っ越すときのものです。iCloudキーチェーンから1Passwordへ移すときの手順とは、向きが逆です。ただ、「パスキーは、サイトごとに作り直す場面がある」という点は、同じだと思います(私の読み取りで、公式に明記されたものではありません)。


1Passwordにパスキーを保存する設定:Macは内蔵のパスワードAppをオフ、iPhoneは自動入力をオン

Macの場合(公開日2026年10月6日)

  • Mac版の1Passwordで保存と入力をするには、macOS 14 Sonoma以降が必要
  • パスワードやパスキーが、内蔵の「パスワード」Appではなく、1Passwordに保存されるようにするため、システム設定の「一般」→「AutoFillとパスワード」で、「Passwords」をオフにする
  • サービス側でパスキーの作成を求められたら「Continue」を選び、保存先に1Passwordを選ぶ。新しいLoginアイテムにするか、既存のアイテムを更新するかも選ぶ

出典:1Password公式サポート「Use 1Password to sign in to apps and websites on your Mac」(2026年11月2日に確認)

iPhoneの場合(公開日2026年10月5日)

  • 設定アプリの「一般」→「自動入力とパスワード」で、「AutoFill Passwords and Passkeys」をオンにして、「1Password」をオンにする
  • 「パスワード」をオフにすると、パスワードAppが保存を求めてこなくなる
  • サービス側でパスキーの作成を求められたら「Continue」→ 新しいLoginアイテムか既存アイテムの更新かを選ぶ →「Save」
  • パスキーが複数あるときは、サインインのときに、使うものを選ぶ
  • 1Passwordが入っていない端末でサインインするときは、パスキーのオプションから別のデバイスを使うことを選び、1Passwordが入った端末のカメラでQRコードを読み取る

出典:1Password公式サポート「Use 1Password to save logins and sign in to apps and websites on your iPhone and iPad」(2026年11月2日に確認)

iPhoneのパスキーに必要なiOSのバージョンは、このページには書かれていませんでした。「iOSの最新版を使う」ことが勧められています。


iCloud側を削除する前に:元に戻せない ― 全件が1Passwordにあるか確かめる

公式の移行ページには、iCloud側のパスワードを削除する前の注意が、書かれていました。

  • 削除は完全に行われ、元に戻せない
  • 削除する前に、すべてのパスワードが1Passwordに保存されているかを、確かめる必要がある(1Password上で確かめる具体的な方法は、ページには書かれていなかった)
  • 削除しないと、Safariの内蔵パスワード管理をオフにしても、保存済みのパスワードを入力し続ける。1Passwordで入力させるには、iCloudのパスワードを削除する必要がある

私は、パスキーを作り直したあと、サイトに、新しいパスキーで入れることを確かめてから、iCloud側を削除するのが安全だと思います(私の考えで、公式の手順ではありません)。入れなくなると、そのサイトの復旧の手続きが必要になることがあります。


「2か所に置く」は? 公式は「別の場所にも保存」と案内 ― 同じサイトで複数のパスキーが作れるかは未確認

ライブでは、パスキーは、重要なもの(Googleなど)は、念のため2か所に置いておき、あまり使わないサイトは、1Passwordにまとめる、という考えが話されていました。

公式サポートで見つかったのは、次の点です。

  • 1Passwordの書き出しのページは、作り直したパスキーを、1Passwordとは別の場所にも保存するよう案内している(引っ越しの文脈)
  • Appleは、パスキーが、iCloudキーチェーンで、持っている端末の間で同期されると説明している。内容は暗号化されていて、Appleも読めないとされている
  • Googleは、パスキーをGoogleパスワードマネージャーに保存すると、同じアカウントのデバイスで使えると説明している。Windows Helloに保存した場合は、同期もバックアップもない

出典:Apple サポート「iPhoneとiCloudキーチェーンを使ってデバイス間でパスワードおよびパスキーを利用できるようにする」、Googleアカウントヘルプ「パスワードの代わりにパスキーでログインする」(2026年11月2日に確認)

ただ、同じサイトに、複数の場所へパスキーを作れるかは、サイトによって違うかもしれず、今回は確認できませんでした。実際にやるときは、そのサイトのヘルプで確かめてください。


正直に書く『気になるところ』

  • 操作は試していない:この記事は調べた記事です。私は、紹介した設定や移行を、自分の画面でまだ試していません
  • ライブの話は公式ではない:ライブの内容は、話した本人の考えです。公式で確認できたものだけを、「公式」と書いています
  • 確認できなかった点:同じサイトで複数の場所にパスキーを作れるか、1Password内のパスキーのバックアップと復旧の仕様、iPhoneのパスキーに必要なiOSのバージョン
  • 公式のページは更新される:画面の表示や手順は変わります。実行する前に、最新の公式サポートで確認してください
  • 削除は元に戻せない:iCloud側のパスワードの削除は、慎重に進めてください

さいごに:移るのはパスワードだけ、パスキーは各サイトで作り直し、iCloud側の削除は最後に

  • 1Passwordの移行機能で移るのはパスワードだけ。パスキー、カード、住所は移らない(公式)
  • パスキーを書き出せるのは、1PasswordのiOSとAndroidのアプリだけ。デスクトップは、各サイトで作り直す(公式)
  • iCloud側の削除は元に戻せない。全件が1Passwordにあるか確かめてから
  • Macは内蔵のパスワードAppをオフ、iPhoneは「AutoFill Passwords and Passkeys」と1Passwordをオンにする
  • 「2か所に置く」は、公式の「別の場所にも保存」と方向は近いが、同じサイトで複数作れるかは未確認

引っ越しは、一気にやろうとすると、こわいですよね。私やったら、まず、あまり使わないサイトからパスワードを移して、パスキーは、サイトごとに、作り直せることを確かめながら進めると思います。実際にやってみて、画面が違ったところや、新しく分かったことがあれば、追記します。

同じように、1Passwordへの引っ越しを考えている方の参考になればうれしいです。

関連:【公式で確認】1Passwordのパスワードは定期的に変える?/【1Password用語7つ】Emergency Kit・Secret Key・Recovery Codeは別物?

※1Password公式サポートの各ページは、2026年11月2日に確認しました(iCloudパスワードの移行:2026年8月17日、データの書き出し:2026年9月3日、iPhoneの自動入力:2026年10月5日、Macの自動入力:2026年10月6日の公開日表示)。Apple サポートとGoogleアカウントヘルプも、2026年11月2日に確認しました。ライブの内容は、リベラルアーツ大学の両学長のライブ(2026年11月2日朝)で話されていたことを、私の言葉でまとめたもので、公式の情報ではありません。画面の表示や手順、対応するOSは変わることがあります。最新の情報は、各社の公式サポートでご確認ください。本ブログは、1Password、Apple、Google、リベラルアーツ大学とは関係のない、個人の非公式なブログです。記事内の名称は、各社の商標または登録商標です。本記事は、個人が調べた内容をまとめたもので、特定の商品の推奨や、個別の状況に応じた助言を目的としたものではありません。最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて行ってください。

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