※本記事にはプロモーションを含みます。
ラケットを買い替えるとき、「パーセプト100とイーゾーン100、どっちがいいんやろう」と迷いました。
調べると感想はたくさん出てきます。ただ、読んでいてずっと引っかかっていたことがありました。試打会で数球ずつ打った感想が多いのと、張ってあるガットがバラバラなことです。ガットが違えば、打った感じは変わります。 それはラケットを比べたことになるんやろうか、と。
わたしはこの2本を、どちらも自分で持っています。 それなら、と思ってガットを両方そろえて、同じ日に、ゲームで打ち比べました。 しかもガットは2種類で試しました。
結論から書くと、ボレー以外はイーゾーンがよかったです。そしてそのボレーも、いまは困っていません。 理由まで書きます。同じように迷っている方の参考になればと思い、まとめておきます。
(テニス歴は30年近く、週末に楽しんでいるレベルです。グリップサイズはどちらも2です)
この記事でわかること
- ガットを2種類そろえて、ゲームで打ち比べた結果(試打会の数球ではありません)
- サーブとストロークは、実感としてスピードとパワーが増したこと。パンチボレーだけはパーセプトのほうが好きだったこと
- そのパンチボレーを、ラケットではなく打ち方のほうを変えて解決した話
- まず結論 ― ボレー以外はイーゾーンでした
- どう比べたか ― 2本とも持っていて、ガットを2種類そろえて、ゲームで使いました
- なぜガットをそろえたのか ― 違うガットで比べても、ラケットを比べたことになりません
- ショット別に書きます ― サーブ・ストローク・レシーブはイーゾーンでした
- 唯一負けたのがパンチボレー ― 飛ぶラケットは、飛ばしたくないときにも飛びます
- そこで、打ち方のほうを変えました ― いまはボレーも打ちやすいです
- スペックの違いを調べました ― 同じ100平方インチでも、シリーズの狙いが逆でした
- どちらを選ぶか ― 困っていることが「返せない」か「アウトする」かで分かれます
- 道具のこと ― 迷っている方のために、2本とも置いておきます
- 正直に書く「この比較の弱いところ」
- さいごに:ラケットを比べるなら、ガットをそろえてからのほうがいいです
- あわせて読みたい ― テニスの記事は他にもあります
まず結論 ― ボレー以外はイーゾーンでした
| ショット | よかったほう | ひとこと |
|---|---|---|
| サーブ | イーゾーン100 | スピードとパワーが増した |
| ストローク | イーゾーン100 | スピードとパワーが増した |
| レシーブ | イーゾーン100 | 攻められても、面さえ合わせれば返せる |
| パンチボレー | パーセプト100 | 自分で押した分だけ飛ぶ感じがあった |
わたしはイーゾーン100に替えて、2026年の初めから使っています。 9か月ほどになりました。すごく気に入っています。
ただ、「全部よくなりました」ではありません。 負けたところが1つあって、そこをどうしたかまで書くのが、この記事のいちばん書きたいところです。
どう比べたか ― 2本とも持っていて、ガットを2種類そろえて、ゲームで使いました
ここがこの記事の中心なので、先に条件を全部書きます。
| 条件 | どうしたか |
|---|---|
| ラケット | パーセプト100・イーゾーン100の2本とも所有。同じ日に交互に持ち替え |
| グリップ | どちらも2 |
| ガット① | 両方とも エクセル1.3・42ポンド(同じ銘柄・同じテンション) |
| ガット② | 張り替えて、両方とも同じナチュラルガット・46ポンドでもう一度 |
| 打ち方 | ゲームで使用。 球出しではありません |
| 打ったショット | サーブ・ストローク・ボレーを全部 |
ガットを張り替えてまで条件をそろえたのは、そこがいちばん大事だと思ったからです。
なぜガットをそろえたのか ― 違うガットで比べても、ラケットを比べたことになりません
これは自分の実感ですが、ガットを替えたときの変化は、けっこう大きいです。銘柄が違えば飛び方が変わりますし、同じ銘柄でもテンションが数ポンド違えば、まったく別物に感じることがあります。
ということは、ガットが違う2本を打ち比べても、「どっちのラケットがいいか」は分かりません。 分かるのは「どっちの組み合わせが好きか」までです。
なので、こうしました。
- まず両方に エクセル1.3 を42ポンドで張って比べる
- 次に両方を同じナチュラルガット・46ポンドに張り替えて、もう一度比べる
ガットを2種類やったのは、「たまたまこのガットと相性がよかっただけ」を避けたかったからです。 1種類だけだと、ラケットの差なのかガットとの相性なのか、自分でも分かりません。
正直、張り替え代はかかりました。 ただ、ラケット本体の値段を考えると、ここをケチって選び間違えるほうが高くつくと思いました。
ショット別に書きます ― サーブ・ストローク・レシーブはイーゾーンでした
サーブとストローク ― 実感として、スピードとパワーが増しました
「なんとなく打ちやすい」というレベルの話ではありませんでした。実感として、スピードとパワーが増しました。
同じように振っているつもりなのに、球が速く、重くなったという感じです。サーブでもストロークでも、そう感じました。
後で書くように、イーゾーンはもともと「楽に飛ばす」ことを狙ったシリーズだそうです。狙いどおりのものが、そのまま出たということなのだと思います。
ただし球速は測っていません。 打っている本人の実感です。
レシーブ ― 攻められても、面さえ合わせれば返せる
差がいちばんはっきり出たのがここです。
速いサーブや、押し込まれた場面です。こちらが振り切れていない、間に合っていない、という場面。そこで面を合わせるだけで返ってくれるのがイーゾーンでした。
自分から振らなくても、ラケットのほうが飛ばしてくれているのだと思います。守りの場面で助かるラケット、という言い方がいちばん近いです。
唯一負けたのがパンチボレー ― 飛ぶラケットは、飛ばしたくないときにも飛びます
パンチボレーだけは、パーセプト100のほうが好きでした。 浮いてきた球を、前で叩いて決めにいく、あの球です。
パーセプトは自分で押した分だけ飛ぶ感じがありました。イーゾーンは、同じつもりで押すと思ったより飛びます。
ここで気づいたことがあります。
レシーブで助かっているのと、パンチボレーで物足りないのは、同じ性質の裏表です。
| 場面 | イーゾーンの「よく飛ぶ」が |
|---|---|
| 攻められている(面を合わせるだけ) | 助けになる |
| 決めにいく(自分で押す) | じゃまになる |
勝手に飛んでくれるラケットは、飛ばしたくないときにも飛ぶ。 当たり前といえば当たり前ですが、打ち比べて初めて実感しました。
そこで、打ち方のほうを変えました ― いまはボレーも打ちやすいです
ここから先は、ラケットの話というよりわたしの話です。
ボレーは、イーゾーンに合わせた打ち方に変えました。 パーセプトと同じつもりで押すと飛びすぎるので、そうしないボレーにしたということです。
そうしたら、いまはボレーも打ちやすくなりました。
正確に書くと、こうなります。
- 打ち比べた時点では、パンチボレーはパーセプトのほうが好きだった
- いまは、イーゾーンに合わせた打ち方にしたので、困っていない
ラケットが変わったのではなく、わたしが変わったほうです。 「イーゾーンはボレーが弱い」と書くのは、たぶん正しくありません。合わせ方があった、というだけの話でした。
ラケットの比較記事を読むとき、ここは頭に置いておいてもいいかもしれません。打ち比べた直後の感想は、まだ慣れていない状態の感想です。 わたしも、あの時点で「イーゾーンはボレーがダメ」と書いていたら、いまの自分に否定されていました。
スペックの違いを調べました ― 同じ100平方インチでも、シリーズの狙いが逆でした
自分の感じ方だけで終わらせたくなかったので、この2本がどう設計されているのかも調べました。
| パーセプト100 | イーゾーン100 | |
|---|---|---|
| シリーズの性格 | コントロール寄り | パワー寄り |
| フレームの厚さ | 薄め | 厚め |
| 飛び | 抑えめ | よく飛ぶ |
| 打感 | 柔らかい・球持ちが良い | 柔らかい・スイートスポットが広い |
| 面の大きさ | 100平方インチ | 100平方インチ |
一般に、フレームが厚いほど反発が強く、薄いほどしなって飛びが抑えられ、そのぶんコントロールしやすくなると言われています。
同じメーカー・同じ面の大きさ・同じグリップサイズなのに、狙っているものが逆でした。 わたしは「どうせ似たようなものだろう」と思っていたので、これは意外でした。
そして、自分が打って感じたことと、ずれていませんでした。 「攻められても返せる」も「押した分だけ飛ばない」も、飛びの違いで説明がつきます。
ヨネックスは3つのシリーズに分かれています ― わたしが比べたのはそのうち2つです
調べていて、そもそもの整理ができていなかったと気づきました。ヨネックスの主力は3シリーズで、狙いがはっきり分けてあります。
| シリーズ | 狙い |
|---|---|
| イーゾーン(EZONE) | 楽に飛ばす ― パワー寄り |
| パーセプト(PERCEPT) | 精密に操る ― コントロール寄り |
| ブイコア(VCORE) | 回転で制圧する ― スピン寄り |
わたしが打ち比べたのは、このうちパワーとコントロールの2つだけです。 スピンのブイコアは打っていません。 スピンで勝負したい方には、この記事はそもそも足りていないと思います。
それと、パーセプトは「ブイコアプロ」の後継として登場したシリーズだと紹介されていました。以前ブイコアプロを使っていた方には、そちらがつながりになります。
こうして並べると、「イーゾーンとパーセプトで迷う」というのは、パワーを取るかコントロールを取るかで迷っているということでした。わたしは、それを知らずに迷っていました。
どちらを選ぶか ― 困っていることが「返せない」か「アウトする」かで分かれます
えらそうに書ける立場ではないので、わたしならこう考えるという形で書きます。
| いま困っていること | わたしなら |
|---|---|
| 攻められると、返すだけで精一杯 | イーゾーンを試してみる |
| アウトが多い。飛びすぎる | パーセプトのほうが合うかもしれない |
| 前で決めにいく球を大事にしたい | パーセプト。ただし打ち方で寄せられる余地はある |
「どっちが上か」ではなく、「いま何に困っているか」で選ぶほうがいいと思います。 わたしの場合は守りで助かるほうがありがたかったので、イーゾーンにしました。
道具のこと ― 迷っている方のために、2本とも置いておきます
わたしがいま使っているのはイーゾーン100、グリップ2です。2026年の初めから、9か月ほどになります。前に使っていたのがパーセプト100で、こちらもグリップは2でした。
上に書いたとおり、この2本は「どっちが上か」ではなく「いま何に困っているか」で分かれると思っています。なので2本とも置いておきます。
ひとつ言い添えると、ラケットは重さもグリップサイズも、合うものが人によって違います。 わたしのが合うとは限らないので、試打できるなら試打したほうがいいと思います。この記事も、あくまで「わたしの場合はこうだった」という記録です。
イーゾーン100(いま使っているほう)
攻められた場面で助かるほうです。現行モデルの色とグリップサイズ、いまの価格帯が分かります。
パーセプト100(前に使っていたほう)
自分で押した分だけ飛ぶほうです。アウトが気になる方、前で決めにいく球を大事にしたい方はこちらです。
※Amazonのボタンで開く商品ページは、色とグリップサイズが決まった1本です(イーゾーンはG2、パーセプトはG3が出ます)。楽天市場とYahoo!ショッピングのボタンは検索結果なので、他のサイズや色も選べます。 わたしはどちらもグリップ2でした。
正直に書く「この比較の弱いところ」
条件はそろえたつもりですが、弱いところもあります。
- 数字で測っていません。 球速も回転量も測っていないので、全部わたしの感じ方です
- 打つ順番の影響は消せていません。 後から打ったほうが体が温まっている、ということはあり得ます
- ゲームで使ったので、条件は毎回違います。 相手も球も同じではありません。そのぶん実戦に近いのですが、実験としては粗いです
- モデルイヤーによって中身は変わります。 同じ名前でも、年式が違えば別物のことがあります
- わたしは週末プレーヤーです。 もっと強い方が打てば、違う結論になるかもしれません
- コントロールが落ちていないかは、まだ見ているところです。 飛ぶラケットは、そのぶんアウトもしやすいはずだからです
さいごに:ラケットを比べるなら、ガットをそろえてからのほうがいいです
今回やってみて、いちばん強く思ったのがこれでした。
- ガットが違う2本を比べても、ラケットを比べたことにはなりません
- 数球ではなく、ゲームで使うと分かることがあります(わたしの場合はレシーブでした)
- 変わるときは、はっきり変わります(わたしの場合はサーブとストロークのスピードでした)
- 打ち比べた直後の感想は、まだ慣れていない状態の感想です
- 負けたところは、打ち方で埋まることがあります
わたしは「イーゾーンはボレーが弱い」で終わらせなくてよかったと思っています。あそこでやめていたら、いまの打ちやすさには辿り着いていませんでした。
ラケット選びで迷っている方の参考になればうれしいです。
あわせて読みたい ― テニスの記事は他にもあります
この記事で出てきた「ガットをそろえる」の、そのガットの話です。エクセル1.3を42ポンドで張って、3か月で張り替えるようにしました

同じ「守りか、決めにいくか」で悩んだ話です。ダブルス平行陣の立ち位置を、コートの寸法から計算しました

ラケットとガットを見直すきっかけになった話です。テニスエルボで一番効いたのは、道具ではありませんでした

※打ち比べの条件・感想は、すべてわたし自身が実際に行ったものです。ただし数値で測定したものではなく、打った本人の印象です。2026年9月20日時点でまとめました。
※フレームの厚さ・飛びの傾向・シリーズの性格は、テニス用品のレビューサイト複数(テニスタイガーの部屋・アドブロ/テニス ほか)で共通して書かれていた内容をまとめたもので、わたしが測定したものではありません。 シリーズの位置づけ(パワー/コントロール/スピン)と、パーセプトがブイコアプロの後継であることも同じ出典によります。モデルイヤーによって仕様は変わります。最新は各メーカー・販売サイトでご確認ください。
※本記事は個人の体験と調べた内容をまとめたもので、特定の商品の性能を保証したり、個別の状況に応じた助言を目的としたものではありません。 合うラケットは体格・筋力・打ち方・故障歴によって変わります。最終的な判断はご自身の状況に合わせて行ってください。


コメント