※本記事にはプロモーションを含みます。
プロテインとEAAを、1年以上いっしょに飲んでいます。
それなのに、この2つが何なのか、人に説明できませんでした。 「なんとなく両方いいらしい」で飲み続けていたんです。
もうひとつ、気になっていたことがあります。一時期、プロテインを牛乳で割って飲んでいました。 そのほうがおいしいと書いてあったからです。するとかなりお腹がいっぱいになりました。
それで思ったんです。これ、朝ごはんの代わりになるんじゃないかと。
(先に書いておくと、わたしは朝食を食べています。 プロテインは朝食の代わりではなく、それとは別に飲んでいます。ここでは「代わりにできるのか」を調べました)
気になったので、この2つをまとめて調べました。同じように「なんとなく飲んでいる」方の参考になればと思います。
まず結論から ― 違いは「すでに分解されているかどうか」の1点でした
いろいろ読みましたが、行き着いたのはここ1点でした。
| プロテイン | EAA | |
|---|---|---|
| 正体 | たんぱく質(アミノ酸がたくさんつながったもの) | 必須アミノ酸そのもの(9種類) |
| 体の中で | 分解してアミノ酸にしてから吸収 | すでに分解済みなので、そのまま吸収 |
| 吸収 | ゆっくり・長く | 速い |
| すすめられる場面 | 運動のあと | 運動の前・中 |
同じものの、形が違うだけだったんです。
たんぱく質は、アミノ酸がたくさんつながってできています。 体はそれをバラバラに分解してから取り込みます。EAAは、そのバラバラの状態で売られているものです。だから分解する手間がいらない、という理屈でした。
EAAの「必須」は「体の中で作れない」という意味でした
EAAは Essential Amino Acids、日本語で必須アミノ酸です。
「必須」と聞くと「いちばん大事なやつ」という感じがしますが、意味はそうではありませんでした。
「体の中で作れないので、食べ物から摂るしかない」 ――これが「必須」の意味です。全部で9種類あります。
逆にいえば、他のアミノ酸は体が自分で作れるということになります。わたしはここを完全に誤解していました。
調べていて引っかかったこと ― 出典がほぼ全部「売っている会社」でした
ここは正直に書いておきます。
「プロテインとEAAの違い」で検索して出てくる記事は、ほとんどがプロテインやサプリを売っている会社のものでした。 メーカーのコラム、通販サイト、パーソナルジム。公的機関の資料は見つかりませんでした。
だからといって嘘だとは思いません。「必須アミノ酸は9種類」「たんぱく質は分解されてから吸収される」といった基本の部分は、どこを読んでも同じでした。
ただし「運動前はEAA、運動後はプロテイン」のような使い分けの話は、売っている側の説明です。両方買ってもらったほうが都合がいい立場の人が書いている、ということは頭に置いておいたほうがいいと思いました。
本題 ― 朝食代わりにすると、何が足りないのか
ここからが、いちばん知りたかったところです。
脳の燃料は「ブドウ糖」だけでした
農林水産省のページに、こう書かれていました。
脳の活動エネルギーは主にブドウ糖の働きによるものですが、ブドウ糖は体内に大量に貯蔵しておくことができず、すぐに不足してしまいます。つまり、空腹な状態で起きた朝の脳は、エネルギー欠乏状態。
農林水産省「朝ごはんを食べないと?」より
寝ているあいだにブドウ糖を使ってしまうので、朝は空っぽということです。
そしてプロテインには、炭水化物がほとんど入っていません。 つまりブドウ糖の補給にはならないということになります。
たんぱく質のほうも、1杯では1日分の3分の1でした
| 1日に必要なたんぱく質(推奨量) | |
|---|---|
| 成人男性(18〜64歳) | 65g |
| 成人女性(18〜64歳) | 50g |
| 65歳以上の男性 | 60g |
プロテイン1杯に入っているたんぱく質は20g前後のものが多いので、1日分のおよそ3分の1です。
「プロテインを飲んだからたんぱく質は足りている」とはならない、ということになります。
⚠️ ただし、この出典にも立場があります
さっき引用した農林水産省のページですが、作っているのは「米麦消費拡大推進室」です。お米を食べてほしい立場の部署で、実際に「おすすめは、ずばり!お米を食べる『ごはん食』です」と書かれています。
「脳の燃料はブドウ糖」という部分は、どこで調べても同じなので信用していいと思います。ただ「だからご飯がいちばん」の部分は、少し割り引いて読むのがいいと思いました。
牛乳で割ると、どう変わるのか ― 一時期やっていました
わたしは一時期、プロテインを牛乳で割って飲んでいました。 そのほうがおいしいと書いてあったからです。
実際、かなりお腹がいっぱいになりました。 水で割ったときとは、はっきり違います。
なぜそうなるのか、牛乳の中身を調べました。
| 普通牛乳 200ml あたり | |
|---|---|
| エネルギー | 約126kcal |
| たんぱく質 | 約6.8g |
| 脂質 | 約7.8g |
| 炭水化物 | 約9.9g |
脂質が約7.8gあります。 お腹にたまった感じがしたのは、たぶんここだと思います。
水で割った場合と、牛乳で割った場合を並べるとこうなります。
| 水で割る | 牛乳200mlで割る | |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 約20g | 約27g |
| 炭水化物 | ほぼなし | 約10g |
| 脂質 | ほぼなし | 約8g |
牛乳で割ると、たしかに「食事」に近づきます。 炭水化物も入るので、ブドウ糖もゼロではなくなります。
それでも、ごはんやパンの朝食と比べると炭水化物はずっと少ないままです。 ごはん茶碗1杯には、これよりはるかに多くの炭水化物が入っています。お腹がいっぱいになった感覚と、脳に燃料が届いているかどうかは、別の話だったということになります。
わたしはこう飲んでいます ― 運動前か、起きてすぐ
いま続けているのは、この形です。
- 飲むのは運動の前か、朝起きてすぐ
- 運動する日は運動の前後、しない日は寝起き、というゆるい運用
- 朝食の代わりにはしていません
調べる前からこの飲み方でしたが、調べたあとも変えなくていいと思いました。朝食を抜いてプロテインだけ、という形にはしないということです。
わたしが飲んでいるのはVITASのプロテインとEAAです。どちらも1年以上、他社のものに替えずに続けています。
プロテインのほうです。フレーバーが何種類あるかと、1袋がどれくらいの量かは、ここで確かめられます。
こちらがEAAです。プロテインとは別のものなので、味の種類も違います。どんな味があるかは、ここで見られます。
この2つを1年続けて何が起きたかは、別の記事にまとめています。Tシャツのサイズが1つ上がった話と、気になっているところも正直に書いています。

さいごに:プロテインは「朝食の代わり」ではなく「朝食に足すもの」でした
調べて分かったことを、もう一度まとめます。
- プロテインとEAAの違いは「すでに分解されているかどうか」。 同じものの形が違うだけ
- 「必須」アミノ酸の意味は「体の中で作れない」。 全部で9種類
- 脳の燃料はブドウ糖。プロテインには炭水化物がほとんど入っていない
- プロテイン1杯のたんぱく質は20g前後で、1日分の3分の1ほど
- 牛乳で割ると食事に近づくが、それでも炭水化物はごはんよりずっと少ない
1年以上飲んでいて、いまさら調べました。 分かってみると、自分がやっていた飲み方(朝食は食べて、そのうえで飲む)は、たまたま間違っていなかったようです。
牛乳で割ってお腹がいっぱいになったとき、「これで朝ごはんはいらないな」と思いました。 でも満腹感と、脳に燃料が届いていることは別でした。ここがいちばんの収穫です。
同じように「なんとなく飲んでいる」方の参考になればうれしいです。
あわせて読みたい ― プロテインの話は3本に分けて書いています
調べているうちに長くなったので、3本に分けました。 気になるほうから読んでください。
「プロテインは45分以内」は本当なのか ― 論文を探したら、否定されていました

売れているプロテインと、味が評価されているプロテインは別でした

※たんぱく質の推奨量は厚生労働省「日本人の食事摂取基準」、牛乳の成分は文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」にもとづく数値です。2026年9月19日時点で確認しました。
※本記事は個人が調べた内容と自分の体験をまとめたもので、特定の商品の効果を保証したり、個別の状況に応じた助言を目的としたものではありません。 体調や持病、飲んでいる薬によって適した食事は変わります。最終的な判断はご自身の状況に合わせて行ってください。 気になることがあれば、医師や管理栄養士にご相談ください。


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